John Petrucci (Image credit: Per Ole Hagen/Redferns via Getty)
ドリーム・シアター(Dream Theater)の
ジョン・ペトルーシ(John Petrucci)は、ソロ・アルバムを制作中に、ある曲を録音していたところ、「なんで聞き覚えがあるんだろう?」「なんでこのキーボード・パートが浮かぶんだろう?」と思いました。一日が終わるころ、「なんてこった、ドリーム・シアターの曲を書き直しただけだ!」と気づき、知らず知らずのうちにドリーム・シアターの既存曲を書き直していたことがあったそうです。
ペトルーシは、Ola Englundの最近のインタビューの中で、こう話しています。
「僕の携帯電話には、常に収集したすべてのアイデアがあって、アルバムの作業をするとき、それをノートパソコンで整理している。リック、コード進行、ソロの抜粋、メロディ、鼻歌、何でもあるよ。それらにはラベルを付けておく。それで、どれをどのプロジェクトに使うべきかが分かるんだ。これはソロアルバムっぽいな、これはドリーム・シアターのクールなリフだな、これはリキッド・テンション・エクスペリメントに使えるな、みたいな感じだね。
その時は分類するのを忘れてしまったんだ。
新しいソロ・アルバムのための曲を作っていた。一日中作業していた。ギターのパートを書いて、ギターをトラッキングして、ドラムをプログラミングして、ベースを弾いて...ジミー・T(エンジニアのJames Meslin)と僕がベースを弾いたり、彼がドラムをプログラミングしたり...。そうすると、ひとつの音楽ができあがるんだ。必要なのはドラマーとベーシストだけ。それを一日中やっていた。
一日が終わるころ、“なぜ、ここにこのキーボード・パートが思い浮かぶんだろう”と思うようになった。そして突然、“なんてこった、ドリーム・シアターの曲を書き直しただけだ!”と気づいたんだ。分類するのを忘れていたからで、そのアイデアはすでに使っていたんだ。スタジオでの丸一日を無駄にした。
じつはフラグが立っていたんだ(笑)。ドリーム・シアターの曲というわけではないんだけど、“なんで聞き覚えがあるんだろう?”と思うくらいに近かったから。とてもクールだっただけに、本当に心が痛いよ」