What The Hell Happened To Blood, Sweat & Tears?
ブラッド、スウェット&ティアーズ(Blood, Sweat & Tears) に何が起こったのか? アメリカ国務省が主催した“鉄のカーテン”ツアーの後、バンドに何が起こったのかを追う新しいドキュメンタリー映画『What The Hell Happened To Blood, Sweat & Tears?』が完成。トレーラー映像が公開されています。
この映画は3月24日にニューヨークとロサンゼルスの映画館で先行公開され、その後、北米の映画館で拡大上映される予定です。
この映画はプレスリリースによると、政治的な陰謀、社会的な論評、そしてブラッド、スウェット&ティアーズにまつわるミステリーを融合させたという「事実は小説よりも奇なり」な作品だという。
プレスリリースにはこう書かれています。
「これは人気ロックバンドが、アメリカ国務省、ニクソン・ホワイトハウス、そして当時“鉄のカーテン”と呼ばれていたユーゴスラビア、ルーマニア、ポーランドでの物議を醸すコンサートツアーという、政治的なネズミの巣に知らず知らずのうちに巻き込まれてしまった、信じられないような前代未聞の物語である。その結果、彼らは二極化したアメリカ(当時も現在も分断されている)の矢面に立たされ、キャンセル・カルチャーの初期の犠牲者となった」
脚本・製作・監督は、数々の受賞歴を誇るジョン・シャインフェルド(『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』など)。製作総指揮はジェームズ・シアーズ・ブライアント。
本作はブラッド、スウェット&ティアーズの全面協力で制作されています。
この映画では、 未公開のフィルムや写真に加えて、メンバー9人のうち5人(デヴィッド・クレイトン・トーマス、ボビー・コロンビーほか)の最新インタビューも収録しています。
創設メンバーのボビー・コロンビーは「映像や資料、そして信じられないことに、ジョンと彼のチームが非常に深く、疲れを知らずに掘り下げて見つけたライヴ演奏のテープを通して、約50年前のこれらの事件を再現することは私にとって魅力的なことでした。私たちが当時作った音楽は、今日でも通用すると信じています」とコメントしています。
監督のジョン・シャインフェルドは「この驚くべき物語の詳細を明らかにするために、私たちは遠くまで行き、物語の予期せぬ展開に驚かされました。当時と現在の政治的な類似点や対立点に、私たちと同じように心を打たれることを期待しています」とコメントしています。
北米の配給を手がけるAbramorama社のCEOリチャード・アブラモウィッツと音楽部門責任者エヴァン・サクソンは「ブラッド、スウェット&ティアーズがロックンロールとジャズの融合に大きな影響を与えたことはよく知られています。ジョン・シャインフェルドの映画は、ポピュラー音楽が革命的で世界に影響を与えた時代の政治的陰謀と裏取引という、まったく別のストーリーを語っています。これは、羊の皮をかぶったスリラーだ」とコメントしています。
この映画はサウンドトラック・アルバムもリリースされます。『What The Hell Happened To Blood, Sweat & Tears? - Original Soundtrack』には、ブラッド、スウェット&ティアーズの「鉄のカーテン」コンサート・ツアーから最近発見され、リマスターされた10曲のライヴ音源を収録。CDとデジタルは海外で4月21日発売。また、映画のスコア・アルバムは4月21日にデジタル配信されます。スコア・アルバムは、創設メンバーのボビー・コロンビーとアレンジャー/ミュージシャンのデヴィッド・マンが作曲しています。
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