新種のクモにABBAにちなんだ名前が付けられる　研究者が大ファンだから

新種のクモに、ABBAにちなんだ名前が付けられています。

名付けたオーストラリアの研究者、Pedro Castanheira博士とVolker Framenau博士は、2人ともABBAの大ファンだという。

「Abba transversa」は現在、この新属の唯一の仲間。大きさはわずか3～4ミリと非常に小さく、今のところ、オーストラリアのニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の海岸沿いでしか見つかっていません。

コガネグモ科に属するクモで、研究者によると、「Abba transversa」が他のコガネグモ科のクモと異なるのは、腹部の中央に2つの暗色斑があることと、オスの第1脚に太いマクロセタエ（長い毛または剛毛）があることだという。

今回の発見は2人の博士がオーストラリアの博物館や世界中のコレクションにある12,000件の記録を15年間かけて調査した結果得られたものです。

2人はこのユニークな名前について、自分たちの音楽的ヒーローであるABBAに敬意を表する方法を探していたからだという。

「（ABBAの）曲とその後のミュージカル『マンマ・ミーア！』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴーは、私たちに何時間ものエンターテインメントを提供してくれました」と、彼らは学術誌『Evolutionary Systematics』に発表された研究の中で説明しています。


Abba transversa (Rainbow, 1912) comb. nov., male (QM S88101). A, dorsal habitus; B, ventral habitus; C, left pedipalp, ventral view; D, left pedipalp, dorsal view. Scale bars: 1 mm (A, B); 0.1 mm (C, D). (Credit: Evolutionary Systematics)