MR.BIGなどで知られる
ビリー・シーン(Billy Sheehan)が選ぶ「僕の人生を変えた10枚のアルバム」。自身の人生に最も影響を与えたアルバムについて語っています。Goldmine Magazine企画。
■AC/DC, If You Want Blood, You've Got It
「おそらく史上最高のバンドによる、紛れもなく壮大なパフォーマンス。ロンドンでのライヴ(たぶん)。観客が録音された興奮の大部分を占めている。これを聴いてボン・スコットは僕の中で即座に伝説となり、そして、すべてのバンドメンバーがそうなった」
■King Crimson, Red
「ロバート・フリップ。言葉では言い表せないほど大きな影響を受けた。音楽はとてもよくオーケストレーションされ、アレンジされているのに、直感的で感情的で興味をそそられる。何年か前に3週間の旅行に行ったとき、このCDだけ持って行った」
■The Mahavishnu Orchestra with John McLaughlin, Inner Mounting Flame
「ドラムはビリー・コブハム。心に響くアルバムであり、“フュージョン”音楽の基礎となった。敬意を表すために、タラスの曲名にアルバムタイトルをつけたんだ」
■Oscar Peterson, West Side Story
「絶対的な輝き。即興の栄光。僕がこれまでに行ったことのあるハイファイ/ステレオの高級ショップには、再生システムのデモンストレーション用にこのレコードが必ず置いてあった。天才」
■Chicago, Chicago Transit Authority
「高校時代に初めて組んだバンドは、ギター、ベース、キーボード、ドラム、アルトサックス、テナーサックス、トロンボーン、トランペット、そして3人のリードシンガーというホーンバンドだった。最初のライヴで、7ドル50セントを稼いだ。シカゴ、ブラッド、スウェット&ティアーズ、その他多くのホーン・バンドの曲を演奏して、とても楽しかった。このレコードは、ジャズへの入り口をさらに開いてくれた」
■Jethro Tull, Stand Up
「私にとってはスタイル上の左折。千回まわしてみる価値がある。ベースのグレン・コーニックはバッハの曲をアレンジしたベースソロをやっていた。僕がクラシック音楽を好きになるきっかけだった」
■Santana, Santana
「このレコードは、100万回くらい演奏して覚えた。ベースだけでなく、他のすべての楽器の演奏もね」
■The Beatles, Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band
「このアルバムはみんなの人生を変えた。それがビートルズだ...。僕のDNAの一部になるくらい弾きまくった」
■Vanilla Fudge, Vanilla Fudge
「ベースはティム・ボガートで、おそらく僕が最も影響を受けたベース。僕は光栄にもティムと友達になることができた。本当に素晴らしく、親切で寛大な人で、ロック・ベースの道を切り開いた人だ」
■The Yardbirds, Having A Rave-Up with the Yardbirds
「ポール・サミュエル=スミスのベースが素晴らしいアルバム。僕が最初に購入したレコードの一つ。サイド2に収録されているライヴ・ヴァージョンは、ライヴの無限の可能性を僕に理解させてくれた」