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スティーヴ・ヴァイ「オジーのためにアルバム1枚分の曲は確かに書いたけど、オジーのヴォーカルが入ったのは2曲だけ」

2023/02/24 14:42掲載
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Steve Vai, Ozzy Osbourne
Steve Vai, Ozzy Osbourne
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は先日のインタビューで、1990年代に行ったオジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)とのセッションによって、これまで日の目を見ていないアルバム1枚に相当する楽曲が生まれたことを示唆していましたが、ヴァイは新たなコメントを発表。アルバム1枚分の曲は確かに書いたが、オジーのヴォーカルが入ったのは2曲だけで、その1曲がオジーの1995年アルバム『Ozzmosis』に収録された「My Little Man」だったと説明。「僕もオジーの秘密のアルバムがどこかに隠されていて、将来明らかにされることを望んでいるけど、それはこのセッションから生まれることはないだろう。だから、混乱させてしまって申し訳ない」と述べています。

以下、ヴァイのSNSアカウントより

「最近のインタビューで、“オジーのアルバム1枚全部に腰を下ろした”なんてちょっと不用意なことを話したら、クリックベイト(※ウェブ上の記事に扇情的なタイトルをつけ、ユーザーの興味を引いて閲覧者数を増やす手法)の見出しが流行った。

はっきりさせておくと、オジーと僕は96年頃に一緒になって、彼がすでに半分録音していたアルバム用の曲を何曲か考えるのに時間を費やしたんだ。そのアルバムは後に『Ozzmosis』として発売された。僕らはいくつかの曲をデモして、それから僕が作ったたくさんの曲を彼にチェックしてもらった。結局、彼はアルバムに使う曲を1曲選び、それが“My Little Man”だった。彼のバンドと一緒に録り直したんだけど、素晴らしい出来栄えだったよ。

このセッションのデモのうち、オジーのスクラッチ・ヴォーカルが入っていたのは他に1曲だけだった。マスターデモのテープは全てレーベルに渡して、個人的に作ったトラックのセーフティテープは保管してある。全体として、アルバム1枚分の音楽があった(ある)んだけど、それらの曲は再レコーディングが必要になるだろう。デモはでこぼこ道のロードマップではあるが、ゴールではない。

僕も多くのオジーファンと同じように、オジーの秘密のアルバムがどこかに隠されていて、将来のある時期に明らかにされることを望んでいるけど、それはこのセッションから生まれることはないだろう。だから、混乱させてしまって申し訳ない」