『A Gallery Of The Imagination』の最初のアイデアは、リックの最初のピアノの先生であるサイムズ夫人に由来しています。リックは5歳からロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックに入学するまでの間、この先生に師事しました。彼女は、音楽は絵を描くようなもので、演奏するときは、音楽を通して絵を描いているのだと教え、リックはこの教えを決して忘れることはありませんでした。
アートギャラリーに様々なスタイルがあるように、『A Gallery Of The Imagination』にも様々な音楽的スタイルがあります。モーグ・シンセサイザーのソロにはプログレの影響が色濃く出ていますし、リックのルーツであるクラシックを反映し、ロマン派からの影響を感じさせるピアノソロのナンバーも2曲含まれています。同様に重要なのは、強い歌とメロディーの影響で、リック独特の描写力のある音楽が歌詞の周りに丁寧に配置されています。
リックはプレスリリースの中で、このアルバムについてこう話しています。
「僕の大きな楽しみのひとつは、美術館や博物館に行って、いろいろな種類のアートを見ることです。なので、音楽のギャラリーはどうだろう...想像のギャラリー(Gallery of the Imagination)はどうだろう、と考えました。アルバムに収録されているさまざまなタイプの音楽に合わせて、人々が自分の絵を描くことができる。とても多様で、僕にとっては、このコンセプトがすべてをまとめてくれるので、とてもうまくいっています」
『A Gallery Of The Imagination』のラインナップは、前作『The Red Planet』と同様、ベーシストのLee Pomeroy、ギタリストのDave Colquhoun、ドラマーのAsh Soan、ヴォーカルにはStrictly Come Dancingのボーカリストとして有名なHayley Sandersonを迎えています。
以下は以前に公開された映像
告知映像
■『A Gallery Of The Imagination』
01 Hidden Depths 02 The Man In The Moon 03 A Mirage in the Clouds 04 The Creek 05 My Moonlight Dream 06 Only When I Cry 07 Cuban Carnival 08 Just A Memory 09 The Dinner Party 10 A Day Spent On The Pier 11 The Visitation 12 The Eyes of a Child