Varietyによると、
ジョージ・ハリスン(George Harrison)のソロ作品が、BMGを経由して、ハリスンが設立したDark Horse Recordsに移籍。ハリソンの息子であるダニーは「80回目の誕生日に、父が立ち上げたDark Horse Recordsに父の音楽カタログを持ち帰ることを発表できて大変うれしく思っています」とコメントしています。
これには1970年の名盤『All Things Must Pass』をはじめ、1968年の初ソロアルバム『Wonderwall』から、亡くなった翌年の2002年に発表された最後のアルバム『Brainwashed』まで、スタジオ・アルバム12枚が含まれています。また、エリック・クラプトンをフィーチャーしたライヴ・アルバム『Live in Japan』、コンピレーション・アルバム『Let it Roll Songs of George Harrison』、『Early Takes Vol 1, The Apple Years 1968-1975』、『The Dark Horse Years 1976-1992』も含まれます。
この契約の詳細な条件は明らかにされていませんが、ユニバーサルとの販売契約はすでに終了しているようです。なお、アルバムの権利はハリスンの家族が保持します。
2月25日のハリスン生誕80周年を記念して、Dark Horse/BMGは彼の全カタログをドルビーアトモス・サラウンド・サウンドでApple Musicにて独占配信します。
ダニー・ハリスン(ダーニ・ハリスン/Dhani Harrison)はこうコメントしています。
「父が亡くなってから22年、80回目の誕生日を迎えるにあたり、父が1974年に立ち上げたDark Horse Recordsに、父の音楽カタログを持ち帰ることを発表できて大変うれしく思っています。僕たちは、BMGとのパートナーシップにより、Apple Musicで初めて父のバックカタログをすべて空間オーディオ(Spatial Audio)でリリースすることを皮切りに、父のレガシーを発展させながら、最高のパッケージだけをリリースすることを楽しみにしていますし、ファンの皆様が僕たちのアーカイブに深く潜ってくださることを期待しています。また、この機会を利用して、できる限りの限定アナログレコードを作っていきます。生誕80周年おめでとう、パパ!!!! いつも愛しているよ」
BMGは2022年に、ビートルズ、トラヴェリング・ウィルベリーズ、ハリソンのソロ・キャリアで書かれた200曲以上からなるハリソンのカタログを管理するために、ジョージ・ハリソン・エステートとグローバル・パブリッシング契約を締結したと発表していました。
BMGのCEOであるHartwig Masuchは、「この日はBMGにとって記念すべき日です。ポピュラー音楽史上最も偉大なミュージシャンの一人の楽曲と音楽著作権が初めて1つの屋根の下に集めることができました。このようなことができるのはBMGだけです。我々は、ジョージ・ハリスン・エステートとDark Horse Recordsと協力して、新旧の世代にジョージの比類なき音楽を広めていくことを楽しみにしています」と述べています。