メタリカ(Metallica)で活躍したベーシスト、故
クリフ・バートン(Cliff Burton)の誕生日(2月10日)にあわせ、2003年からメタリカでベースを担当している
ロバート・トゥルージロ(ロバート・トゥルヒーヨ/Robert Trujillo)はBass Player誌のインタビューの中で、クリフの偉大さについて語っています。
「クリフはメタリカにとって本当に素晴らしい存在だった。彼のアイデア、存在感、そして彼がベースとメタルをどう捉えているかは、とても特別なものだった。そして、彼のステージでの存在感......彼はとてもフィジカルなプレイヤーだった。彼は自分が感じたものを演奏し、それが一番大事なことだった。彼のアプローチは“俺は感じたままを演奏する、それが気に入らないなら、どっかいけ!”というものだった」
「2002年にメタリカのオーディションを受けた時、俺はクリフの親友であるフェイス・ノー・モアのマイク・ボーディンとオジー・オズボーンのバンドで演奏していた。
サンフランシスコのマイクの家に泊まって、マイクの家のゲストルームでメタリカの音楽の練習をしていたんだけど、そこにはクリフの大きな写真があったんだ--夜中の2時、ふとした瞬間に顔を上げると、その写真が目に飛び込んできた。俺はその写真に向かって話しかけた。“クリフ、君を失望させないよ、約束する。ベストを尽くよ”とね。だから、不思議なことに、クリフとはつながっている気がするんだ。彼のことを知っているような気がするんだよ」
トゥルージロにとって、クリフのベースラインを学ぶことはかなりのチャレンジだったという。「“The Call of Ktulu”を学んだとき、俺はクリフのベースパートに本当に努力を注いだし、それをすることに大きな誇りを持っていた。この曲を知り、感じ、自分の魂に刻み込みたかったから、時間をかけたんだよ」
「クリフは他のメンバーより年上で、いろいろな意味で優れたミュージシャンだった。彼は非常に幅広いクリエイティブなスキルを持っていて、多くの点でミュージシャンズ・ミュージシャンだった。
彼はピアノが弾けて、クラシック音楽も知っていたし、レーナード・スキナードのファンでもあった。彼はカーク(ハメット)にレーナード・スキナードのギターソロをやってもらって、それをベースで弾けるようにしていたんだけど、当時はそんなことをするベーシストはあまりいなかったから、すごくクールだと思ったよ。クリフは様々なレベルで力を発揮していた」