joe perry, jimmy page, jeff beck, johnny depp
エアロスミス(Aerosmith)の
ジョー・ペリー(Joe Perry)は、30年以上にわたって
ジェフ・ベック(Jeff Beck)に対して後ろめたさを感じていたという。エアロスミスの初期にスタッフがベックのファズペダルを盗んでペリーに渡したことがあったとTotal Guitarの新しいインタビューの中で話しています。ペリーはその出来事から30年以上を経た2009年に、お詫びとして初代Klon Centaurペダルをプレゼントしたそうです。
「エアロスミスが成功し始めたばかりの頃、俺らのマネージャーはボストンの大きなプロモーターの一人だったので、ジェフ・ベックのライヴのチケットとバックステージパスを手に入れることができた。ロード・マネージャーは素晴らしい人だったんだけど、彼はちょっと違う世界を見ていた。
その時、バックステージでジェフとは話さなかった。彼はオレンジ色のColorsound(ファズペダル)を使っていた。車で家に帰る途中、ロード・マネージャーがジャケットの中から、そのオレンジのColorsoundを取り出して、“6台持っていたから、君のために拾ってきたよ!”と言ったんだ。
俺は本当に腹が立った。“いや、俺らはそんなことはしない”と言った。当時はまだ、その日暮らしな状態だったから、大西洋の向こうに機材を運ぶのは大変なことだった。どうしたらいいんだろう......彼に送ろうか?
3週間ほど持っていたんだけど、盗まれてしまった。でも、実は、それがなくなってちょっと嬉しかった。ずっと悪いと思っていたんだ」
その後、数十年が経ち、ペリーとベックは時折、再び顔を合わせるようになりました。意図せずに盗んでしまったことはペリーの心をまだ苦しめていました。
「俺と(エアロスミスのリズム・ギタリスト)ブラッドは、Klon Centaurペダルを手に入れた最初のメンバーの一人だった。それぞれ3つか4つ持っていた。とても素晴らしくて、今でも59年のレスポールのような存在なんだ。
俺はオリジナルのものを1台持っていって、(2009年の)ロックの殿堂のサウンドチェックの後、ジェフにその話をしてこう言ったんだ。“ここでカルマを調整したいから、これを持っていてほしい”。彼はそれを手に入れてかなり驚いていたと思うし、俺もそれを渡せて本当に嬉しかった。俺は何年にもわたって何度かプレゼントを贈っていた。俺が聴いていることを伝えるためにね」