自社商品で成功を収めた人物を“ロックスター”と呼び始めた会社のスーパーボウル用CMに、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)、キッスの
ポール・スタンレー(Paul Stanley)、
ジョーン・ジェット(Joan Jett)、
ビリー・アイドル(Billy Idol)、
ゲイリー・クラーク・Jr(Gary Clark Jr.)といったロック界のレジェンドたちが登場。「ロックスターと呼ぶのはやめてくれないか」と、その不満を語っています。
この会社は、米国の企業向けクラウド型人事・財務アプリケーションのリーディングプロバイダーのWorkday。2005年の創業以来、顧客数を急速に伸ばし、今や世界各国で3350社以上が契約しています。Workdayは、Workdayで成功を収めた金融および人事の顧客を“ロックスター”と呼び、多くの職場に“ロックスター”を生み出していると説明しています。
Workdayにとっては初めてとなるスーパーボウルにあわせたキャンペーンは「ロックスター」と題されています。
この愉快なCMの中で、ロック界のレジェンドたちは Workdayと業界全体が“ロックスター”という言葉をあからさまに拡散していることを諌め、この言葉は控えめに言って、長年にわたる退廃的、反抗的、そして時には荒々しい行動によって正当に獲得した人だけに使われるべきものであることを指摘しています。
「ロックスターは、この肩書きを得るために懸命に働いてきました」と、この広告のYouTubeでの説明には書かれています。
映像はキッスのコンサートで始まり、ポール・スタンレーがカメラに向かって、自分たちを“ロックスター”と間違って呼ぶ“会社員”に「ロックスターと呼ぶのはやめてくれないか」と意見を述べます。
そこからレジェンドたちがロックスターになるには何が必要か“本物のロックスター”の定義について語ります。
ビリー・アイドルは「俺は43カ国のホテルの部屋を荒らした」と自慢し、ツアーバスから降りたジョーン・ジェットは「私は16歳のときから旅をしている」と語っています。そしてオジーは「俺は悪いことをしてきた。君の分の悪いこともね」と語っています。
CMの後半では、地味な服装のWorkdayの社員2人が「新人は誰だ?」と尋ねていると、ワイシャツにネクタイをしたオジーがと自己紹介をします。
■1分のフルヴァージョン
■15秒CM