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プリンスは複雑な離婚を経験したシャナイア・トゥエインに「次の『Rumours』を一緒に作ろう」と提案していた

2023/02/03 18:25掲載
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Prince
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プリンス(Prince)は2008年頃、複雑な離婚を経験したカントリー歌手のシャナイア・トゥエイン(Shania Twain)に「次の『Rumours』を一緒に作ろう」と提案していたという。

『Rumours』はフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の名作『噂』のことで、このアルバムは、2組のバンド内カップルが離婚&破局し、リーダーは離婚と、フリートウッド・マック内の人間関係がとても複雑な中で作られました。

トゥエインは2008年、夫だった音楽プロデューサーのロバート・“マット”・ランゲと離婚。彼はトゥエインの親友であるマリー=アン・ティボーと不倫していました。2011年には、トゥエインはフレデリック・ティボーと再婚。フレデリックはマリー=アンの元夫。つまり、前夫マットが不倫していた女性の元夫です。

トゥエインはApple MusicのZane Loweの番組で、2008年頃にプリンスから電話を受けたときのことを、こう話しています。

「離婚したときにプリンスに呼ばれたので、共演する機会を逃してしまったのよ。

電話中に、彼から“シャナイア、ペイズリー・パークに来ないか、次の『Rumours』を一緒に作りたいんだ”と言われました。彼が今まで言った中で最も奇妙なことだった。というのも、マットの考えるスタンダード、私にとってのスタンダードが、そのアルバム『Rumours』だったから」

しかし、トウェインはまだその気になれなかったという。

「プリンスにそう言われた時、私は“まだ(法の上では)離婚もしてないのに”と思った。“ふられたけど、明らかにまだ離婚してない”という感じだった。皮肉な話よね。そうでしょう? 私はプリンスの大ファンなのに」

「それに、まだ自分の声が見つかっていなかったのよ」と彼女は続け、ライム病との闘病が彼女の声の力を奪ったことにも言及しています。「私はまだそれに取り組んでいた。まだ見つけるにはほど遠い状態だった」と続けています。

さらに「スタジオでプリンスと一緒になるには不安すぎた」という。「私は彼と電話をしているとき、いつものように悪態をついてしまった。“もしペイズリー・パークに来ることになったら、ここでは悪態をつくことは許されないよ”と彼に言われました。でも、アルバムを書いて、レコーディングしている間に、どこかで悪態をつかずにいられるとは思えない。悪態をついたらどうなるんだろう? 隅っこにでも立たされるかもしれない。それはよくわからなかった」

トゥエインは、コラボレーションのための理想的な時期ではなかったことを認め、「それが自分にとってどんな意味を持つのか、心の準備が出来ていなかったんだと思います。あきらめたりはしなかったけど、でも、彼は亡くなってしまった」と話しています。