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キング・クリムゾン 『太陽と戦慄』レコーディングセッションから「Exiles (Take 4)」公開

2023/01/30 20:10掲載
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King Crimson / Larks’ Tongues in Aspic
King Crimson / Larks’ Tongues in Aspic
キング・クリムゾン(King Crimson)は、アルバム『Larks' Tongues in Aspic(邦題:太陽と戦慄)』のレコーディング・セッションから、「Exiles」の別ヴァージョン「Exiles (Take 4)」をリリース。バンドの公式サイトで有料ダウンロードされ、また約4分半のエディット・ヴァージョンがバンドの公式YouTubeチャンネルで公開されています。

この「Exiles (Take 4)」は1973年1月26日に英ロンドンのコマンド・スタジオで録音されたものです。クリムゾンのサイトの企画「Stormy Mundy Selection」の一環でリリースされています。

メンバーは

Robert Fripp - Acoustic Guitar
David Cross - Violin, Viola, Flute
Jamie Muir - Glass Rods, Allsorts
John Wetton - Bass, Piano

以下、Stormy Mundy Selectionの説明より

「『Larks' Tongues in Aspic』のレコーディング・セッションは、前年のリハーサルとその後のツアーで新ラインアップが享受した柔軟性の一端を捉えている。この曲の冒頭では、ジェイミー・ミューアがガラス棒を油性の布でこすり、オーバーダビングされたツィター(日本の琴を短くしたような弦楽器)のような音で雰囲気を出していますが、これは、作品のフィーリングを発展させるためのクリエイティブなアプローチを示しており、フリップが最終ミックスでどの程度使用すべきかについて非常に明確な考えを持っていることも興味深い。

アルバムのジャケットにはクレジットされていないが、デヴィッド・クロスがフルートを演奏している。このテイクで聴けるフルートのすべて、あるいはイントロのヴィオラが最終ミックスに入っているわけではないが、当時のプロセスの探究心を再び確認することができる。中間部のジョン・ウェットンのピアノも同様に、完成したアルバムにはクレジットされていない。しかし、この曲の豊かな音色とムードをより詳細に聴くことができるのは素晴らしいことだ。最後に、フリップのアコースティックギターは、明るく歯切れの良いサウンドと装飾的なハーモニクスを持ちながら、曲の主題を反映したメランコリックな雰囲気を持ち、彼の繊細なピッキングが作品全体を引き締めています」

■キング・クリムゾン公式サイト内 「Exiles (Take 4)」ページ
https://www.dgmlive.com/tour-dates/2606