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ジャズ・シンガーのキャロル・スローン死去

2023/01/26 15:58掲載
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Carol Sloane - ABC Photo Archives/Disney General Entertainment Con / Disney General Entertainment Con
Carol Sloane - ABC Photo Archives/Disney General Entertainment Con / Disney General Entertainment Con
米国の女性ジャズ・シンガー、キャロル・スローン(Carol Sloane)が死去。1月23日に米マサチューセッツ州ストーンハムの老人介護センターで亡くなりました。姪のキャロル・ベイツが米ラジオ局WRTIに語ったところによると、死因は脳卒中による合併症だったという。85歳でした。

キャロル・スローンは1937年3月生まれ。幼い頃、レコードやラジオでジャズを聴いて育ち、教会の聖歌隊で歌うようになった。14歳のとき、エド・ドリュー楽団と共演したことがきっかけでプロとして芸能活動をはじめる。1961年には、ランバート、ヘンドリックス&ロスの公演でアニー・ロスの代役を務め、その後も数年間は定期的にロスの代役を務めたことで知名度が上がり、ピッツバーグ・ジャズ・フェスティバルやニューポート・ジャズ・フェスティバルにも出演するなどして、多くのジャズ・ファンにその名前を知られるようになった。

1970年代には一時期、音楽活動から離れて法律事務所で秘書として働いていた。1980年代に音楽活動を再開させ、円熟したジャズ・シンガーとして安定したファン層を獲得。日本にもファンは多い。

スローンは2021年に脳卒中を発症し、リハビリテーション・センターに入院していた。