スキッド・ロウ「I Remember You」は単なる“練習曲”だったのでアルバムに収録されないところだった

スキッド・ロウ（Skid Row）のヒット曲「I Remember You」。デイヴ・“ザ・スネイク”・セイボ（Dave）によると、このパワーバラードは、ソングライティングのための“練習曲”に過ぎなかったため、1989年のデビュー・アルバムに収録されないところだったという。YouTube番組『Professor of Rock』のインタビューの中で話しています。

「“I Remember You”は、信じられないかもしれないけど、アルバムに収録されないところだったんだ。本当の話だよ。レイチェル（ボラン）と僕は、ソングライターとして必要な、ソングライティングの筋肉を鍛えるための練習として書いたんだよ。

だから、あの曲を入れたいとは思っていなかった。僕らは“うん、別にいいよ”という感じだった。でも、他のバンドメンバーやマネージメントは“お前たち、頭がおかしくなったのか！？この曲はアルバムに入れなきゃダメだ！”という感じなので、僕らは“OK、そうだね”と言ったんだよ」

ボランは2019年に、彼とスネークが実際にこのバラードをアルバムから外そうと大喧嘩をしたことをUltimate Classic Rockのインタビューの中で振り返っています。

「スネイクと僕は“I Remember You”をアルバムに入れないように徹底的に戦った。でも、彼らが僕らの決断を覆してくれてよかったよ。レーベルはこの曲を入れたがっていたし、僕らのマネジメントは“これを入れないなんて、君たちは絶対にクレイジーだ”と言っていたからね。僕らは“いや、僕らはバラード・バンドにはなりたくないんだ”と言っていた。だって当時は、バラードがすべてのバンドを壊していたんだからね」

この曲の成功を振り返り、スネークは『Professor of Rock』のインタビューでこう振り返っています。

「レイチェルも僕も、この曲をアルバムに収録する必要性に気づいてから、目が覚めるような体験をした。この曲でのみんなのパフォーマンスは、本当に素晴らしいよ」