マドンナの1stやシック『Risqué』など数多くのジャケットカヴァーも手がけたグラフィックデザイナーのキャリン・ゴールドバーグ死去

マドンナの1st、シック『Risqué』、J・ガイルズ・バンド『Love Stinks』『Showtime』をはじめ、スティーヴ・ライヒ、カエターノ・ヴェローゾ、グレン・グールド、ヨーヨー・マ、スライ＆ザ・ファミリー・ストーン、ベット・ミドラー、キャロル・キング、アース・ウインド＆ファイアー、ジョン・ゾーンなど数多くのアーティストたちのジャケット・カヴァーも手がけた、アメリカ人グラフィックデザイナーのキャリン・ゴールドバーグ（Carin Goldberg）が死去。69歳でした。

生粋のニューヨーカーであるゴールドバーグは、1975年にクーパー・ユニオン芸術学校で美術学士号を取得。CBSテレビ、CBSレコード、アトランティック・レコードのスタッフデザイナーとしてキャリアをスタートし、マドンナなど数多くのアーティストたちのジャケット・カヴァーを手がけた。

1982年に自身のスタジオを設立し、カート・ヴォネガット、レイモンド・カーヴァー、ジェイムズ・ジョイスなど、数多くの書籍のカヴァ―・デザインを手がけ、ブック・ジャケット・デザインに革命を起こした。また、出版物のデザインにおいても、タイム社、カスタムパブリッシング、マドモアゼル・マガジンなどのクライアントを持ち、出版物のデザインでも名を馳せた。また、ブランドコンサルティング、エディトリアルイラストレーション、オーサーシップ、キュレーションの分野でも活躍した。