2023年3月1日、ピンク・フロイド(Pink Floyd)のアルバム『The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)』が発売から50周年を迎えます。フロイドのSNSアカウントやYouTubeチャンネルはアニヴァーサリー・イヤーにあわせ、短い動画「TDSOTM」を公開しています。
3月1日には『The Dark Side Of The Moon』のオフィシャル・ブックがThames & Hudson社から発売される予定(海外)。またThames & Hudson社は、このオフィシャル・ブックのプレスリリースの中で「また、この日は、アルバムの再リリースと関連する音楽アイテムを多数収録した豪華ボックスセットも発売されます」とも書いています。これについてはまだ正式には発表されていません。
オフィシャル・ブック『Pink Floyd: The Dark Side Of The Moon』は、1972年から1975年にかけて行われたアルバム・ツアーのバックステージやステージ上の貴重な未公開写真を収録した一冊です。ヒプノシス(Hipgnosis)のストーム・トーガソン(Storm Thorgerson)とオーブリー・パウエル(Aubrey 'Po' Powell)、ジル・ファーマノフスキー、ピーター・クリストファーソンによる129枚の白黒写真は、サウンドチェック、ライヴ、ライヴ後の様子をありのままに記録しています。また、元々はMelody Maker誌に掲載された1972年10月ウェンブリー公演のレビューでは、フロイドの最も有名なパフォーマンスの1つについての洞察を得ることができ、ツアー日程の完全なリストも掲載されています。さらにこの本では、象徴的なアルバム・アートワークの視覚的コンセプトも明らかにしています。