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バックマン・ターナー・オーヴァードライヴの創設メンバー ドラマーのロビー・バックマン死去

2023/01/13 14:30掲載
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Robbie Bachman, photo by Fin Costello/Redferns
Robbie Bachman, photo by Fin Costello/Redferns
バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)の創設メンバーであるドラマーのロビー・バックマン(Robbie Bachman)が死去。彼の兄でバンドメイトのランディ・バックマン(Randy Bachman)が発表。69歳でした。

以下、ランディ・バックマンの声明より

「また悲しい旅立ちだ。BTOを支える激しいビート、弟のロビーがママ、パパ、兄弟のゲイリーとあの世で合流した。ジェフ・ベックにはドラマーが必要なのかもしれないね。彼は僕らのロックンロール・マシンに欠かせない歯車で、一緒に世界をロックしたんだ」

バックマン兄弟は、カナダのウィニペグの自宅で一緒に演奏しながら育ち、自然にコラボレーターとなった。1971年、ゲス・フーを脱退したランディ・バックマンは、ロビー・バックマン、フレッド・ターナーと共にブレイブ・ベルトというバンド名で活動を始める。その1年後、3人目のバックマン、ティム・バックマンがブレイブ・ベルトに参加した。その後、ブレイヴ・ベルトはバックマン・ターナー・オーヴァードライヴとバンド名を変える。

1973年のデビュー・アルバム『Bachman-Turner Overdrive』は商業的な成功は得られなかったが、同年末に2枚目のアルバム『Bachman-Turner Overdrive II』はBillboard Hot 100で23位を記録するなどヒット。シングルカットされた「Takin' Care of Business」は米ビルボード12位となり、BTOをスターダムにのし上げた。

BTOのヒットは続き、1974年の3枚目のアルバム『Not Fragile』は全米1位を獲得。「You Ain't Seen Nothing Yet」はNo.1ヒットとなり、ロビーが共作したシングル「Roll On Down the Highway」は全米で14位を記録した。

70年代が進むにつれ、BTOの人気は徐々に低迷していった。メンバーは音楽の方向性について議論を交わすようになり、1977年にはランディ・バックマンがバンドを脱退。BTOは1980年に解散。1983年にランディを中心に再結成するがロビーはバンドに戻らなかった。しかし、ロビーは1988年にBTOに復帰し、2005年までバンドに在籍した。