Lisa Marie Presley, June 2013 (Christopher Polk/Getty Images)
エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の娘で、シンガーの
リサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie Presley)が死去。母親が発表。54歳でした。
彼女は現地時間1月12日未明、心停止で倒れ、カリフォルニア州カラバサスの自宅から近くの病院へ運ばれました。
彼女の母プリシラは声明でこう書いています。
「私の美しい娘リサ・マリーが私たちのもとを去ったという衝撃的な知らせを伝えなければならないのは、心が重いです。彼女は私が知る限り、最も情熱的で、強く、愛情深い女性でした」
リサ・マリー・プレスリーは1968年2月テネシー州メンフィス生まれ。父親エルヴィス・プレスリーと母親プリシラ・プレスリーの一人娘。エルヴィスとプリシラは1973年に離婚し、1977年にエルヴィスが亡くなるまで、リサ・マリーはプリシラとロサンゼルスで暮らした。
エルヴィスの死後、リサ・マリーは祖父ヴァーノン・プレスリー、曾祖母ミニー・メイ・フッド・プレスリーとともにプレスリー家の財産を管理し、彼らの死後は単独管理者となった。2004年にSFXエンターテインメントのロバート・シラーマンに遺産の大半を売却した。
リサ・マリーは1988年10月に最初の夫であるダニー・キーオと結婚。その後、1994年の離婚から1カ月足らずで、10代で出会い、1990年代初頭に再会した
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)と結婚。マイケルの1995年の曲「You Are Not Alone」のビデオにも出演した。二人の結婚は1996年1月まで続いたが、リサ・マリーは離婚を申請した。その後、俳優のニコラス・ケイジと結婚するがすぐに離婚、そして、音楽プロデューサーのマイケル・ロックウッドと結婚したが、2021年に離婚した。
リサ・マリーは俳優のライリー・キーオを含む3人の子供をもうけた。息子のベンジャミンは2020年に自殺した。
リサ・マリーは父親の跡を継いで音楽界でキャリアを築いた。3枚のアルバムを発表し、2003年のデビューアルバム『To Whom It May Concern』は数十万枚を売り上げた。
リサ・マリーはまた、生涯を通じて寛大な慈善家でもあった。1984年、エルヴィス・プレスリー慈善財団の設立に協力し、グレイスランド/エルビス・プレスリー・エンタープライズ社とともに、同財団を監督した。2001年には、住居のない人々を支援するための慈善団体「プレスリー・プレイス」を設立。リサ・マリーはまた、ドリーム・ファクトリーやグラミー財団などの組織と提携し、慈善活動の支援を行っていた。
リサ・マリーは1月10日の夜、ビバリーヒルズで開催されたゴールデングローブ賞に参加。これが公の場に姿を現した最後となった。