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11歳の自閉症のピアノ少年、演奏に感動した見知らぬ人から200万円のグランドピアノを贈られる

2023/01/11 16:55掲載
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Jude Kofie
Jude Kofie
11歳の自閉症の少年が一度も教わったことのないキーボードを上手に演奏している姿に父親は驚く。やがて少年の腕は急速に上達し、それが地元のニュースで報じられると、ある日、少年のもとに15,000ドル(約200万円)のグランドピアノが届く。会ったこともないピアノ調律師からのプレゼントだった。調律師はピアノの代金を支払い、さらに少年の技術を磨くためにプロのレッスン料を支払うと申し出る。

CBSニュースによると、少年の名前はジュード・コフィー君。米コロラド州オーロラに住んでいます。

この物語は18ヶ月前、ジュード君の父親であるアイザイアが自宅の地下室から聞こえてくる音を聞いたことから始まります。アイザイアは、地下に古いキーボードがあることは知っていましたが、彼の知る限り、ジュード君を含め家族の誰も弾き方を知りませんでした。誰もピアノのレッスンを受けたことがなく、音楽理論も教わったことはありませんでした。

ところが驚いたことに、アイザイアはジュード君が地下室で楽しそうにキーボードを弾いているのを発見したのです。ただふざけているのではなく、一度も教わったことのないコードやメロディ、ソロを即興で上手に演奏していました。アイザイアはすぐに、ジュード君がこの楽器に対して素晴らしい天賦の才能を持ち、自分一人でうまく演奏する方法を見つけ出していることに気づきました。父親はすぐにジュード君のために大きなキーボードを購入し、やがて少年の腕は急速に上達し、ほとんど何でも耳で聞き取ることができるようになったのです。

この物語は、これだけでは終わりませんでした。

地元のニュースで、ジュード君の並外れた能力を知ったピアノ調律師のビル・マグヌッソンは、驚くべき寛大な行動に出ます。何の前触れもなく、15,000ドルのグランドピアノがコフィー家に届き、その代金はすべてビルが負担しました。ジュード君の才能に驚いたビルは、最近父親から相続したお金からピアノの代金を支払い、さらに月に一度のピアノの調律に加えて、ジュード君の技術を磨くためにプロのレッスン料を支払うと申し出たのです。

ビルは、ジュード君の音楽的才能だけでなく、一家の感動的な忍耐の物語に心を動かされ、この惜しみない寄付をすることにしたという。数年前、ガーナから米国に移住したコフィー家は、ジュードと3人の子どもを育てながら懸命に働き、実家の親戚に仕送りをしていたそうです。

ジュード君の才能は特別なのかという質問にビルは「特別を超えている。モーツァルト並みです。どこか彼方から来ているんだ」と話しています。

ジュード君は現在、地元の教会でバンドの一員として演奏し、自身のYouTubeチャンネルにパフォーマンスをアップロードしています。

以下はCBSニュースの特集映像



以下は演奏映像