元
R.E.M.のギタリスト、
ピーター・バック(Peter Buck)はGuitar World誌のインタビューの中で、「最悪だった」という自身初めてのライヴを振り返り、またステージ上で「恥ずかしかった」瞬間も語っています。さらに若いギタリストにギター演奏が上達する最良の方法をアドバイスしています。「曲を書け」「あとは、とにかく練習しろ」
Q:初めてのライヴを覚えていますか?
「最悪だった。唯一覚えているのはバットマンのテーマを演奏したことで、3番目のコードを弾いたかどうかさえわからない。AとDを弾いただけだと思う」
Q:ステージで恥ずかしい思いをしたことは?
「全部恥ずかしいよ! ステージに上がるには、相当頑張らなければならないし、自分自身のギアを上げなければならない。もし何かで失敗したら、それはたいてい機材の故障だ。
僕たち(R.E.M.)はギター・テックなしで4年間ツアーをした。ギターの予備も持っていなかったから、弦が切れたら、大勢の人の前で座って弦を張り替えなければならなかった。チューナーもなかったから、鼻歌で音程を確認していた。クリッパーもなかったから、とにかく大変だった。アンプはいつも壊れていたし、修理することもできなかったよ」
Q:若いギタリストにアドバイスをお願いします。
「曲を書くこと。それが上達する一番の方法だから。素晴らしい音楽を聴いて、そのクオリティの曲を書こうとすると、メロディーやコードチェンジ、リズムのアイディアが浮かんでくる。それ以外は、とにかく練習すること。僕も昔は何年も毎晩4時間弾いていた。ギターはそんなに上手くないかもしれないけど、できることはすごくうまくできるよ」