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アラスカの小さな町の住民たち、赤ちゃんを救急搬送するための飛行機の着陸を助けるために暗い滑走路を自分たちの車で照らす

2022/12/27 13:57掲載
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Alaskan village teams up to help medevac baby to safety
Alaskan village teams up to help medevac baby to safety
北極圏に近いアラスカの小さな町にある空港は滑走路の照明器具が破損して使用不能になっていました。そんななか、夜中に飛行機で赤ちゃんを救急搬送する必要が出る。180人ほどの町の住民たちは団結し、飛行機が着陸するのを助けるために、暗い滑走路を自分たちの車で照らしました。地元住民によると、赤ちゃんを乗せた飛行機が離陸すると、空にオーロラが現れたという。

ABC Newsによると、アラスカ州ディアリングにあるディアリング空港の滑走路の照明器具は、砂利と氷によって損傷した後、使用不能になっていました。

赤ちゃんを救急搬送する必要が出たとき、ディアリング診療所の医療関係者は地域住民に連絡を取り、住民180人ほどの小さな町のボランティアが、冬の夜に最も困っている隣人を助けるために直ちに団結しました。

住民たちは30台以上の車で現れ、ATVやトラック使って滑走路をライトアップし、飛行機の着陸だけでなく、ディアリング診療所で赤ちゃんを乗せた後の飛行機の離陸もできるようにしました

ディアリング診療所の地域医療補助員はABC Newsに「とても心温まる出来事だった。それを可能にするためにみんなで集まり、メデバック(※緊急医療搬送用に改修された航空機)が着陸したときはすごくクールだったよ。オーロラが出たんだよ」と話しています。

アラスカ州交通公共施設局の情報担当官ジョン・ペローによると、ディアリング住民が車を使って暗い滑走路を照らしたのは初めてではないとし、2020年にもこのようなことを行ったと語っています。

以下はABC Newsのニュース映像