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スティーヴ・ミラー、9歳の頃にTボーン・ウォーカーからギターのレッスンを受けることになった経緯を語る

2022/12/24 21:11掲載
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Steve Miller, T-Bone Walker  (Image credit: Michael Putland/Getty Images; Tom Copi/Michael Ochs Archives/Getty Images)
Steve Miller, T-Bone Walker (Image credit: Michael Putland/Getty Images; Tom Copi/Michael Ochs Archives/Getty Images)
スティーヴ・ミラー・バンド(Steve Miller Band)スティーヴ・ミラー(Steve Miller)は、9歳の頃、モダン・ブルース・ギターの父であるTボーン・ウォーカー(T-Bone Walker)からギターを教わりました。ウォーカーは彼の家族の友人だったという。出会いについて米Guitar World誌のインタビューの中で話しています。なお、ミラーの名付け親はレス・ポールで、ミラーはレス・ポールからコードを教わったという。

「僕の父は病理学者で、40年代後半から50年代前半にかけて、誰も潰瘍とは何か、どうやって治すかを知らなかった頃、ダラスの病院の研究室で働いていた。そこの病院で、Tボーンはひどい胃潰瘍の治療を受けていたんだ。父は音楽オタクで、当時は火星から持ってきたようなテープレコーダーを持っていた。

父はTボーンと親しくなり、何度かうちの家に遊びに来て演奏していた。父はそれを1951年と52年に録音していた。そこには全盛期のTボーン・ウォーカーが、レーベルのために録音したのではない17曲を収録されているんだよ。

Tボーンは優しくて忍耐強い人で、素晴らしいミュージシャンだった。僕は彼の足元に座って、一度に5、6時間、彼の演奏を見ることができた。

何がすごいかって分かるかい? レス・ポールにはミルウォーキーで初めてコードを教わったし、Tボーンには9歳でリードを教わった。チャック・ベリーとはカリフォルニアでレコーディングして彼のバックを務めることになった。僕は偉大な人たち全員と一緒になったんだよ」

Q:1951年当時、ダラスのあなたの家に黒人のミュージシャンが出入りしていたことは、何か問題になったのでしょうね。

「ああ、そうだね。ダラスは完全に隔離されていた。僕が5歳の時にミルウォーキーから引っ越してきた。両親にはいつもたくさんのミュージシャンの友人がいた。レス・ポールは僕の名付け親で、いつも家に遊びに来ていたし、チャールズ・ミンガスやタル・ファーロウもそうだった。彼らは街に来て、土曜の夜にヒップなライヴをやって、日曜に我が家でランチをしていたんだ。

でも、テキサスでは、いろいろなことがあった。父は共産主義者だと見なされて、研究室で“レース(※人種が入り混じること)・パーティー”をしていたという理由で逮捕されて手錠をかけられ、新聞の一面に写真が掲載されたこともあった。研究室の黒人の技術者が参加したホリデー・パーティだったのにね。

“本当にいかがわしい人”のように言われたけど、父は素晴らしい人だったし、本当に頭が良かった。みんな母のことが好きだったから、怒るのは難しかった。ひとつ助かったのは、テキサス人は音楽が大好きだったから、ジャズやカール・パーキンス、Tボーン・ウォーカー、ボブ・ウィルスに夢中になるのが当たり前だったんだ」