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医学研究者、健康維持のためにモンティ・パイソンの「バカ歩き」を勧める

2022/12/23 13:59掲載(Last Update:2022/12/23 14:10)
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Monty Python's The Ministry of Silly Walks 
Monty Python's The Ministry of Silly Walks 
医学研究者は、健康維持のためにモンティ・パイソン(Monty Python)の「バカ歩き」をすることを勧めています。普通に歩くのを「バカ歩き」に変えると、「心肺機能を高め、死亡リスクを減らすことができるだろう」と真面目な医学研究者が述べています。これにモンティ・パイソンのSNSアカウントは「医師も推薦!」と投稿しています。

イギリスの医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された新しい研究によると、「非効率的に」歩くことが、運動の目標を達成するのに役立つ可能性があるそうで、モンティ・パイソンの「バカ歩き」のようなスタイルで行うべきであるという。

「バカ歩き」は、モンティ・パイソンの番組『空飛ぶモンティ・パイソン』で放送された有名なスケッチ。

この有名なスケッチが放送されてから半世紀が経ち、医学研究者のグループは、私たちの多くが慣れ親しんでいる「効率の良いウォーキング」と比較して、このような「効率の悪いウォーキング」が健康に良い影響を与えるかどうかを調べることに取り組みました。

この研究のために、23人の健康な成人に、室内の30メートルのコースを、可能なかぎり「バカ歩き」を再現するよう依頼しました。

この研究では、「バカ歩き」の運動効率を検証するために、参加者の消費カロリー、平均速度、酸素摂取量を計算し、通常のウォーキングスタイルと比較しました。そして、彼らは画期的な科学的結論に達しました。

研究者たちは、「バカ歩き」は、大きなエネルギー消費をもたらすことを発見し、「バカ歩き」で毎日12〜19分歩くと、「心肺機能を高め、死亡リスクを減らすことができるだろう」と推奨しています。

そして、さらに良いことに、この新しい運動を毎日の習慣にすることは、「すでに成人が行っている運動を、よりエネルギーの高い身体活動に置き換えることができるため、余分な時間を費やす必要がなくなります」という。

この研究の著者は、「さまざまなスタイルのウォーキングで消費されるエネルギーを分析することで、人々がよりエネルギッシュに、そして願わくば楽しい方法で自分の体を動かせるようにすることを目指しています」「心肺機能を高めるための努力は、すべての人に包括的かつ非効率的なものを受け入れるべきである」と述べています。





「バカ歩き」解説