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AC/DCとトーキング・ヘッズがジャムった逸話をブライアン・ジョンソンが語る

2022/12/21 17:39掲載(Last Update:2022/12/21 19:38)
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Brian Johnson / The Lives of Brian
Brian Johnson / The Lives of Brian
AC/DCトーキング・ヘッズ(Talking Heads)は1980年、それぞれのバンドにとって重要なアルバム『Back in Black』と『Remain in Light』を録音するために、バハマのナッソーにあるコンパスポイント・スタジオを同時期に使用しました。ここでAC/DCとトーキング・ヘッズがジャムった逸話について、AC/DCのブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)がMetal Edge Magazineの新しいインタビューの中で話しています。

ジョンソンは、新しい回想録『The Lives of Brian』の中で、この偶然の出会いについて振り返っています。ジョンソンによると、彼はデヴィッド・バーン(David Byrne)とビリヤードをし、ベーシストのティナ・ウェイマス(Tina Weymouth)とドラマーのクリス・フランツ(Chris Frantz)と親交を深めました。

回想録には「ある日ジャングルでフィル(ラッド)とクリフ(ウィリアムズ)が行方不明になったとき、代わりになって助けてくれた」と書かれています。

ジョンソンはMetal Edgeのインタビューで、このことについてさらに詳しく説明しています。

Q:バハマで『Back in Black』をレコーディングした際、フィルとクリフが行方不明になり、同時期にレコーディングしていたトーキング・ヘッズのクリス・フランツとティナ・ウェイマスがバンドに同席したというエピソードに少し触れていますね。

「男たちは急にアイデアか何かを思いついて“フィルとクリフはどこだ?”と言い出したんだ。彼らは自由時間だからと、どこかに出かけていた。マルコム(ヤング)とアンガス(ヤング)には、アルバム全体がまだ書きあがっていなかったから、早く完成させたいという考えがあったんだと思う。(クリスとティナは)2階にいた、2人は夫婦だったからね。(プロデューサーの)マット・ラングが“僕が頼んでみるよ”と言ったんだ。俺も自由時間だったから、彼らがやった時にいなかったんだけど、マット・ラングにベーシックでラフなトラックを聴かせるために演奏してくれたんだ。この本を書いているときにクリフと話したんだけど、“あんまり覚えていないな。あのアルバムは本当にハードでノンストップだった”と話していたよ」

クリス・フランツは以前、2020年の回顧録『Remain in Love』の中で、この出会いについて触れています。

「AC/DCはマット・ラングと一緒にスタジオAで『Back in Black』をレコーディングしていた。マルコム、アンガス、クリフ、フィルは素敵な人たちで、ボン・スコットの死後、新しいリード・シンガー、ブライアン・ジョンソンとの最初のレコーディングだった。ブライアンは1行ごとに金切り声を出すと、偏頭痛を起こすので休憩を取らなければならなかった。新人ということでプレッシャーもあっただろうし、契約したときは歌だけでなく作詞も期待されるとは思ってもみなかっただろう。しかし、彼は素晴らしい仕事をした。『Back in Black』は、史上3番目に売れたアルバムになったんだ」