「Butterfly」などの50'sヒットで知られるロックンロールのパイオニア、チャーリー・グレイシー死去

「Butterfly」などの50'sヒットで知られるロックンロールのパイオニアのひとり、シンガー／ギタリストのチャーリー・グレイシー（Charlie Gracie）が死去。86歳でした。

グレイシーの訃報は、彼が最大のヒット曲を録音・発表したフィラデルフィアのレーベル、カメオ・レコードの作品を保有するABKCOレコードがSNSで発表しています。死因は明らかにされていません。

チャーリー・グレイシーは1936年5月フィラデルフィア生まれ。本名はチャールズ・アンソニー・グレイシー（Charles Anthony Graci）。15歳のときにキャデラック・レコードから最初のシングル「Boogie Woogie Blues」を録音した。1956年、カメオ・レコードから「Butterfly」を発表。このシングルは200万枚を売り上げ、1957年にはビルボードのポップチャートで1位を獲得した。この曲の商業的な成功により、彼はジェリー・リー・ルイス、チャック・ベリー、エヴァリー・ブラザース、ボ・ディドリー、エディ・コクランとツアーし、1957年にはロックンロール映画『ジャンボリー』にも出演した。アメリカ出身にもかかわらず、グレイシーは早くからイギリスで人気を博し、2度のツアーを行った。他のヒット曲は「Fabulous」、「I Love You So Much It Hurts」、「Wanderin' Eyes」など。彼の活躍は、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、グラハム・ナッシュ、ヴァン・モリソン、クリフ・リチャードなど、やがて世界的スーパースターになる人たちに影響を与えた。