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2022年 YouTubeにおけるクラシック音楽の利用が世界で90%増加 最新調査結果

2022/12/18 21:42掲載
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Classical Music © Prodigies, Young Music LLC
Classical Music © Prodigies, Young Music LLC
新しい調査によると、クラシック音楽はYouTubeのコンテンツクリエイターの間で急速に人気を集めているそうで、2022年、YouTubeにおけるクラシック音楽の利用が世界で90%増加したと報告されています。

スウェーデンに本社を置くロイヤリティフリーのサウンドトラックプロバイダーEpidemic Soundの調査によると、2022年にコンテンツクリエイターが使用したジャンルの中で、クラシック音楽が最も急成長していることがわかりました。とくにヨーロッパ、ラテンアメリカ、中東、アフリカ、米国で増加しているという。

Epidemicは自社のプラットフォームでもこの増加を確認しており、Epidemicのクラシック楽曲のダウンロードは前年比64%増となったと報告しています。Epidemicは、同社のクラシック楽曲が音楽ストリーミングプラットフォームで2億回以上再生されているとも付け加えています。

Epidemicの調査では、35,000曲以上の楽曲を含むYouTube動画のメタデータとユーザー生成コンテンツを分析したという。

コンテンツ・クリエイターのCecilia Blomdahlは「クラシック音楽は、さまざまな感情を与えてくれる。映像によってメランコリックにも陽気にもなるので、僕が映像で伝えたい感覚にとてもよく合うジャンルなんだ」と話しています。

またEpidemic SoundのCEOであるOscar Hoglundは「人々がいま求めているのは、安らぎや逃避の感覚なのかもしれません。クラシック音楽には人々の感情を動かす唯一無二な能力があることも分かっており、ストーリーテラーもそれに気付いています。ストーリーテラーがコンテンツにクラシック音楽を使用する動きはさらに大きくなると予想され、クラシック音楽のアーティストがジャンルを現代化し、新しい聴衆にアピールし続ける機会にもなります」とコメントしています。