ミューズ(Muse)の
マシュー・ベラミーは(Matthew Bellamy / Matt Bellamy)、
イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)と
アイアン・メイデン(Iron Maiden)のファン。英Classic Rock誌のインタビューの中で、マルムスティーンとメイデンの影響について語っています。
ミューズの最新アルバム『Will Of The People』がヘヴィなアルバムである理由を「今回はもう少しメタルが忍び込んだから」と語るベラミーは「メタルはいつも僕たちのそばにあった」とも語っています。
「子供の頃はアイアン・メイデンのようなバンドを聴いていた。それから、ニルヴァーナ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、スマッシング・パンプキンズなどを聴いたけど、80年代メタルへの愛は常にあった。メタリカもそうだけど、アイアン・メイデンはイギリスのバンドだし、ある意味ではパンクロックに近いとも感じていた。“Phantom Of The Opera”(アイアン・メイデンのデビューアルバム収録)という曲は、他のメタル曲ほど肥大化していないし、あからさまにクラシックな感じもしない。それでも、かなり怒りと怖さがある。だからメイデンは、僕らがいつも尊敬しているバンドなんだよ。
ハーモニック・マイナー・スケールの使い方やアレンジに対するプログレッシブなアプローチは、たとえ僕たちがそのようなサウンドを奏でたことがなく、違うジャンルに住んでいたとしても、僕らが共有しているものなんだ。特にスティーヴ・ハリスは最高のベーシストの一人だし、ミュージシャンとして尊敬しているよ」
Classic Rockが「You Make Me Feel Like It's Halloween」という曲の一部が、イングヴェイ・マルムスティーンが弾きそうなものだと指摘すると、ベラミーはこれまで語られていなかったマルムスティーンの影響について話しています。
「ああ、素晴らしい! しばらく彼の曲を聴いていなかったんだけど、イングウェイは僕が音楽を始めた90年代初頭に夢中になった人たちの一人なんだ。当時はチャンスがあると思っていた。しばらくして、自分は彼の域に達することができないことに気づき、よりクラシックやフラメンコギターのスタイルに傾倒していった。それから(ジミ)ヘンドリックスや(カート)コバーンのようなプレイヤーを聴くようになり、こう感じた。“ 分かっているかい? 僕はカオスができる。信じられないような技術的な正確さは無理だけど、僕には混乱を作り出すことができる”とね。だから、僕はノイズ、カオス、カーネイジ(大混乱)の道を進んだ......そして、他のものの小さな要素が僕の中に残っていったんだよ」