ニルヴァーナ(Nirvana)が1992年の『MTVアワード』でパフォーマンスを行った際、ベーシストの
クリス・ノヴォセリック(Krist Novoselic)は自分のベース・ギターを投げるが、それが自分の頭の上に落ちてきて怪我を負う出来事がありました。一部では“ロック史上最悪のベース・ギター投げ”とも言われているこの出来事をノヴォセリック本人がBass Playerで語っています。
「あれはすごかった! 曲を演奏し始めたんだけど、僕のアンプが動かなくなった。それで、ベースを投げて立ち去ろうと思ったんだよ。そしたら、ベースがテレビの照明に引っかかって、ドーン!って、僕の頭の上に落ちてきたんだ。ステージを降りて、救急隊員が来て、僕を見て、包帯を巻いてくれた。僕は誰も訴えないという書類にすべてサインしなければならなかった。2億人が観ている中でやっちゃったんだ。
僕は“なんなんだ!”とイライラしていたんだけど、後ろにシャンパンのグラスを持った、すごい人がいた。ブライアン・メイだ! 彼は上品にそこに立っていた。彼は“どうぞ”と言い、僕にシャンパンのグラスを渡してくれた。
僕は“ブライアン・メイさんですね”と言ったら、彼は“それより、君は大丈夫なのかい?”と言ってくれた。その数分後、デイヴ・グロールが飛び込んできた。彼は僕のことを探しまわっていたんだけど、僕がメイさんと落ち着いてシャンパンを楽しんでいるのを見つけたんだ」
以下は、問題のベース・ギター投げの映像