HOME > ニュース >

ザ・バンドの解散ライヴ『ラスト・ワルツ』 未公開ライヴ映像27本がYouTubeで公開

2022/12/09 15:16掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
The Band / The Last Waltz (C)2018 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
The Band / The Last Waltz (C)2018 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
ザ・バンド(The Band)が1976年11月25日に米サンフランシスコのウィンターランド・ボールルームで行った解散ライヴ『ラスト・ワルツ (The Last Waltz) 』。この公演の模様は、後にマーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画『ラスト・ワルツ』として公開されましたが、映画に収録されたのは当日演奏された楽曲の一部でした。新たに、これまで未公開だった当日のファン撮影映像がYouTubeで公開され、映画には収録されなかった楽曲も多数記録されています。

ファンのレオ・バックヴォルドは当日スーパー8サウンドで撮影した映像27本を自身のYouTubeチャンネルに投稿しています。残念ながら映像のクオリティは高くなく、音声も映像も劣化していますが、歴史的な一夜を撮影した貴重な映像です。

バックヴォルドは、自身の体験と映像について次のように語っています。

「『サタデー・ナイト・ライブ』で、ザ・バンドが感謝祭の日にサンフランシスコで最後のコンサートをすると発表されたとき、私はそこに行かなければならないと思った。ビル・グレアムのオフィスに電話をして、チケットを求めた。1枚25ドルのチケットを3枚手に入れ、自分と、高校生の義理の妹2人の航空券を購入し、機材と32本のフィルムカセットを財布に入れて会場に持ち込むのを手伝ってもらった。コンサートの様子を約90分間撮影したが、“I Shall Be Released”の前にフィルムが足りなくなってしまった。その後は、300mmレンズのニコンのスチルカメラでフィナーレを撮った。残念なことに、鮮明さと音声は時の流れに屈してしまった。YouTubeやインターネット、転送サービスなどが数十年前にあればよかったのにと思う」

■レオ・バックヴォルドのビデオをまとめたプレイリスト