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マイケル・ジャクソンによるYMOのカヴァー「Behind the Mask」のオリジナル・デモ版がYouTubeでも公開

2022/12/07 17:36掲載
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Michael Jackson / Thriller 40 [2CD]
Michael Jackson / Thriller 40 [2CD]
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)によるYellow Magic Orchestra(YMO)のカヴァー「Behind the Mask」のオリジナル・デモ・ヴァージョン「Behind The Mask (Mike's Mix (Demo)」がマイケルのYouTubeチャンネルでも公開されています。このヴァージョンは、アルバム『Thriller』の40周年記念エディション『Thriller 40』のDISC2に収録されています。

マイケル・ヴァージョンは『Thriller』への収録が計画されていたものの、結局収録は実現せず、30年近くの時を経た2010年に未発表曲を集めたアルバム『MICHAEL』に初めて収録されました。

マイケルによるこのオリジナル・デモはこれまで完全未発表の音源で、今回が初リリースです。



『Thriller 40』のDISC2に収録される他のレア音源もYouTubeで公開されています。

完全未発表音源「Who Do You Know (デモ)」 は「マイケルがこの曲を書き、制作に初めて取りかかったの1980年だったが、1982年2月の段階でもまだ作業は続いていたため、アルバム『Thriller』の収録曲として検討されたが結果的に収録されなかった。マイケルはジャクソンズのアルバム『Victory』の時にもう一度この曲を検討したが、そのアルバムには他の3曲“State of Shock”、“Be Not Always”(マーロンとの共作)、“The Hurt”(ランディ、デヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ポーカロとの共作)を提供することにした。このデモは過去にリリースされたことがない」



レア音源 「Carousel」はマイケル・センベロとドン・フリーマンの共作曲で、当初はアルバム『Thriller』に収録される予定だった9曲のうちの1曲でしたが、最終的に「Human Nature」が代わりにアルバムに収録されることになったとのこと。



レア音源「Sunset Driver (デモ) 」は、元々はマイケルがアルバム『Thriller』 のために書いた曲で、次作『BAD』 への収録も検討されましたが、完成には至らなかったという。のちに2004年リリースの『The Ultimate Collection』 にボーナス・トラックとして収録されています。



未発表曲「What A Lovely Way To Go」は、「この曲はもともと1970年代後半にマイケルが書いたもので、アルバム『Thriller』のために曲を書いているときにマイケルが再考したものです。アルバムには収録されず、今までリリースされたことがなかった」という楽曲で、今回が初リリースです。



「The Toy (デモ) 」 は、リチャード・プライヤー主演の同名映画 『The Toy (邦題:おもちゃがくれた愛) 』(1982年公開)にインスピレーションを得た曲で、『Thriller』に収録されないことが決まってからもマイケルはこの曲に取り組み続けたという。それが初めは「I Am Your Joy」 という曲になり、その後何年も改良を重ねた結果、最終的には 「Best of Joy」 というタイトルでアルバム『Michael』(2010年)に収録されました。この曲の原型となるデモ・ヴァージョン 「The Toy (デモ) 」 はこれまでに完全未発表の音源で、今回が初リリースです。