メタリカ(Metallica)のドラマー、
ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)は、出演したラジオ番組の中で司会者から、
ラッシュ(Rush)の楽曲を実際にライヴで演奏できると思うかと尋ねられています。
ウルリッヒはラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演した際、今年にロンドンとロサンゼルスで行われたテイラー・ホーキンス・トリビュート・コンサートでの演奏について話しています。ウルリッヒは、ロンドンではブライアン・ジョンソンとフー・ファイターズのメンバーと共にAC/DCの「Back In Black」と「Let There Be Rock」を演奏し、ロサンゼルスではギーザー・バトラーやセバスチャン・バックらと組んでブラック・サバス楽曲を演奏しました。
ラッシュのメンバーであるゲディー・リーとアレックス・ライフソンも2回のトリビュート公演に参加しており、2020年に他界したニール・パートの代役として様々なドラマーと共演しました。
ウルリッヒはインタビューの中で、もしラッシュと共演することを依頼されていたとしても、それがベストな選択であるかは疑問だと述べています。
「俺はラッシュが大好きだよ。でも、もし“アレックスとゲディーと一緒に2112を演奏してくれ”って言われたら、俺は“俺より適任の人がいると思う”と言うだろうね」
司会のハワード・スターンはウルリッヒに、実際にラッシュの曲をライヴで演奏できると思うかと尋ねると、ウルリッヒはこう答えています。
「できるかな? もちろん、アレックスとゲディーと一緒に演奏することは信じられないことだよ。何曲かはチャド・スミスが演奏したし、デイヴ(グロール)も数曲演奏した。でも、大変だろうね。たくさんのリハーサルと準備が必要になる。“2112”は俺にとっては、あまりに大きな挑戦だろうね。ただ心地よさを感じ、自分がいる場所に存在するものをやるという意味では、AC/DCの曲は俺にぴったりなんだよ。俺はそれがすごく好きなんだ」
スターンが、もし機会があればロバート・プラントやジミー・ペイジと一緒にレッド・ツェッペリンの曲を演奏することもできるはずだと話すと、ウルリッヒは同意して、こう話しています。
「そのうちのいくつかはできるだろうね。ディープ・パープルの曲も、サバスの曲も絶対にできる。もちろん、この3つのバンドを50年近く研究してきたんだから、間違いなく俺の得意分野だよ。俺が初めて観たバンドはディープ・パープルだった。9歳のとき、翌朝にディープ・パープルのアルバムを買いに行った。そして、ブラック・サバスもすぐにやってきた。ツェッペリンもいたけど、主にディープ・パープルとサバスだったんだ」