ソウル・ミュージックの名門　スタックス・レコードの創設者ジム・スチュワート死去

オーティス・レディングやアイザック・ヘイズなど、ソウル・ミュージックのスターを世に送り出したメンフィスの伝説的レコードレーベル、スタックス・レコード（Stax Records）を設立したジム・スチュワート（Jim Stewart）が死去。スタックス・レコードのSNSアカウントで発表されています。92歳でした。

以下、スタックス・レコードの声明より

「スタックス・レコードの創設者であるジム・スチュワートの死去を受け、深い悲しみに包まれています。スチュワート氏は本日早朝、家族に囲まれながら安らかに息を引き取りました。

彼がソウル・ミュージックに与えた影響は計り知れませんが、1960年代から70年代にかけて、敏腕レコード会社社長として、また先見性のあるプロデューサーとして彼が育てた“メンフィス・サウンド”は、今日の音楽においても、耳にし、感じることができます

スチュワートの指導のもと、スタックスはオーティス・レディング、アイザック・ヘイズ、カーラ・トーマス、サム＆デイヴ、ステイプル・シンガーズ、その他多くの伝説的なアーティストのキャリアをスタートさせたのです。私たちの心は、彼の家族と友人とともにあります」



1957年、ジム・スチュワートはスタックス・レコードの前身となるサテライト・レコードを設立。1961年、スチュワートと共同経営者のエステル・アクストン（Estelle Axton）の姓をあわせ、新しく社名をスタックス・レコードとする。スタックス・レコードは、サザン・ソウル、メンフィス・ソウルといった音楽スタイルの発展に大きな役割を果たし、またソウル、R&Bだけでなくブルース、ゴスペル、ファンクなどもリリースした。1975年末に倒産。その後、2006年末、レーベルの権利を保有するコンコード・レコードにより復活した