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AC/DCのブライアン・ジョンソンは、リトル・リチャードを聴きたくて見知らぬ人の家のドアをノックしたことがある

2022/12/04 21:40掲載
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Brian Johnson
Brian Johnson
AC/DCブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)は12歳の頃、テレビでリトル・リチャード「Tutti Frutti」を観て衝撃を受けます。「もっと聴きたい」と思ったジョンソン少年は、その数日後、見知らぬ人の家から同曲が流れているのを聴き、その家のドアをノック。出てきた女の子に「もう1回かけて」と頼んだことがあったという。ジョンソンはBBC Radio 6の『The First Time With...』のインタビューの中で、この逸話について話しています。

ジョンソンが12歳の頃に住んでいたイギリス北部の家にはレコードプレーヤーがありませんでした。50年代のイギリスのテレビ局の音楽は、ジョンソンにとっては、あまりいいものではなかったそうで、「これじゃ、教会に行った方がましだ!」と思ったそうです。

そんななか、BBCの子供番組の後に放送されたある番組を観てジョンソン少年は衝撃を受けます。

「ある日、愛らしいアクセントの女性が“では、アメリカから、素敵な青年と彼の新しいポップソングをお届けします”と言った。僕は美しいジャケットを着たハンサムな黒人青年を見た。確かにアイラインを引いていたけど、そんなことは気にしていなかったし、髪も完璧だった。僕はショックを受けて口をあんぐり開けて、そこに座っていた。そして、もっと聴きたいと思ったんだ」

それから間もなく、ジョンソン少年が自宅の近くを歩いていると「窓から、あの曲が聴こえてきた。自分のしたことが信じられないよ。ドアをノックしたら、女の子が出てきて“あなたは誰?”と言った。“僕はブライアン。この近くに住んでいます。もう一回聴かせてくれませんか?”と言うと彼女は“まあ、図々しいけど、いいわ。窓の下に立ってて”と言ってくれた」

その少女は18歳くらいだったそうですが、ジョンソン少年にはとても年上に見えたという。曲の演奏中、彼女はハンドジャイブを教えてくれたそうで、ジョンソンは「本当に素晴らしかった。僕は“ありがとう!”って言ったら、彼女は“私の名前はアネットよ”と言ったので、僕は“ありがとう、アネット”と言った。...彼女のことは決して忘れないよ」