デヴィッド・バーン(David Byrne)は新曲「The Fat Man's Comin'」公開。
この曲はもともと、2013年に書かれた曲です。バーンはプレスリリースの中で「ホリデーソングを書きたいとずっと思っていたんだ。サンタの訪問は、宗教やスピリチュアルなことよりも世俗的な消費者の瞬間として進化してきたようだから、クリスマス・ソングとは呼ばないだろうね」と書いています。
Bandcamp Fridayにリリースされた、このホリデーシングルの売り上げは、バーンの非営利オンラインニュースマガジン『Reasons to Be Cheerful』に寄付されます。
この曲はジェレク・ビショフがプロデュースとアレンジを担当し、バーンの長年のコラボレーターであるマウロ・レフォスコがパーカッションを担当しています。
「Fat Man's Comin'」 は、12月31日まで利用可能で、購入には最低1ドルの寄付が必要です。
この曲のミュージックビデオは、バーンが手書きしたオリジナルの絵コンテを使用したビジュアルになっています。
バーンはプレスリリースの中で、さらにこう続けています。
「この曲の基礎は、数年前にセイント・ヴィンセントと行ったコラボレーションと同じ時期に書かれたと思うんだけど、なぜかサンタ現象を捉えたものになってしまったんだ。アニー(クラーク)と僕にとっては、ちょっと変わった服装の太った男が人の家に侵入して、謎の荷物を置いていくというストーリーがしっくりこなかったんだ。
ジェレク(ビショフ)とは以前から一緒に仕事をしていたので、彼にアレンジとレコーディングをお願いした。“Teddy Bears’ Picnic”という古い曲が参考になったかもしれない。
当時は、この曲を寄付を募るための手段として使おうと思ったんだけど、この曲に注目してもらうためにはビジュアルが必要かもしれないと思い、絵コンテを描いた。だけど、結局お蔵入りになってしまった。
“Reasons to be Cheerful”のさらなる1年を祝うために、この曲を復活させ、絵コンテによって、ビデオがどのようなものだったかを人々に想像してもらうのもいいかもしれないと思います」