G.G. Allin, photo by Frank Mullen/WireImage
狂気のパンク・ロッカー、
GGアリン(GG Allin)の伝記映画『GG Allin: Live. Fast. Die』が制作決定。
監督は、90年代のノルウェー・ブラックメタル・シーンを描いた映画『Lords of Chaos』の監督で、これまでにポール・マッカートニー、レディー・ガガ、マドンナ、メタリカ、U2などのミュージック・ビデオを監督した
ヨナス・アカーランド(Jonas Åkerlund)。脚本はリチャード・シェンクマン。プロデュースは、アリンの人生と音楽に関する権利を獲得したAngry FilmsとMVD Entertainment GroupのDon MurphyとSusan Monford。
ハリウッド・リポーター誌によると、プロデューサーたちはこの映画が「名声を求めるあまり、才能の限界を超えたとき、境界性パーソナリティに何が起こるか...薬物乱用が抑制されず、精神疾患の診断も治療もされないとき...、架空のキャラクターが実在の人物の人生を支配し、誰もが耐え得る限界を超えてGGを追い込むとき...」を探求する実話であると語っています。
監督のアカーランドは声明の中でこう述べています。
「これはまさに僕が求めているリアルで生々しい物語で、この映画はケビン・アリンがどのようにしてGGになったのか、醜い獣の腹の中を探るものである。パンクはすでに、限界を押し広げ、音楽ジャンルや芸術的表現の定義を拡大するためのジャンルだった。パンクは死んだ、売られた、あるいは生々しすぎて生き残れないと思われていた時代に、GGはそれまでのパンクとは違って、血を流し、小便をし、沈んでいくようにシーンに入ってきた。『Live. Fast. Die』は、助けを求めるべきであった病人についての作品である。GGの強い人格は才能であったが、この境界性人格障害は治療されず、彼を殺した」
脚本家のリチャード・シェンクマンは、1年をかけてGGの兄弟のマール・アリン、バンド仲間、最も親しいロード・ドッグ仲間、そして今は亡き母親へのインタビューとリサーチを行いました。
シェンクマンは「彼に関する何百もの記事、逮捕や裁判の記録、そして未発表の回顧録まで読んだ。何時間もビデオを見て、彼の攻撃的な音楽のトラックに次ぐトラックに耐えた。この映画のすべてが正確で真実であってほしかった。そしてその通りになった」と話しています。
GGアリンは、観客への暴行、公然わいせつ、ステージ上での脱糞、自傷行為など、過激な行為で物議を醸すライヴ・パフォーマンスで評判を高め、GGは何度も投獄され入院しました。GGは1993年にヘロインの過剰摂取で36歳の若さで亡くなっています。