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メタリカのラーズ・ウルリッヒ 新アルバム『72 Seasons』について語る 「これは俺たちの新型コロナ・ロックダウン・アルバムだ」

2022/11/29 16:39掲載
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Metallica
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メタリカ(Metallica)ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)は米ラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演し、リリースを発表したばかりのバンドの新アルバム『72 Seasons』について話しています。

「俺たちは去年、1年半の間、新しいアルバムに取り組んできた。これは俺たちの新型コロナウイルス・ロックダウン・アルバムだ。その間、俺たちがやってきたことは、俺たちのキャリアの中で初めて、それについて決して話さなかったこと。“新作が出るよ”とか、カウントダウンとか、“何が出るかな”とか、そういうクソなことを言わず、俺ちは口をつぐんでいた。そして、今朝、新しい曲を世界と共有し、メタリカの新しいアルバムについてみんなに伝えた。新しいツアーもあるし、曲もあるし、ビデオもある。あらゆることができる」

ラーズは、今日の発表以前にメタリカの新作のニュースがソーシャルメディアやプレスに届いていなかったことに驚いていると続けています。

「絶対にリークされると思っていた。でも、まだリークされてないんだ」

『72 Seasons』は2023年4月14日発売。全12曲で77分を超えます。グレッグ・フィデルマンとジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)がプロデュースしています。

新作はCD、2LP 140gブラック・ヴァイナル、2種類のカラー・ヴァイナルがあります。アルバム・パッケージの企画とアートディレクションは、彼らの良き友人であり、高い評価を得ているデザイナー、デヴィッド・ターナーと彼のチームが再び担当しています。

今回のアルバム・タイトルのコンセプトに関し、ヘットフィールドは次のように語っています。

「“72 Seasons”=“72の季節”というのは、ひとの人生の最初の18年間、つまり“本当の自分“や“偽りの自分”を形作っていく年月のことを指している。”自分はこういう人間なのだ “という、親から教え込まれた概念。自分がどういった性格の持ち主なのかという、決め付けの可能性。これに関して最も興味深いのは、そういった核にある確信がその後の人生でも引き続き考慮に入れられていくってこと、そしてそれが自分達の世界の捉え方に今どんな影響を与えているかということだと思う。大人になってから俺達が経験することの多くは、こうした子供時代の体験の再現であったり反応だったりするんだよ。子供時代という檻の囚人であり続けるか、あるいはそういった束縛から自らを解き放つかってことだね」

バンドはまたワールド・ツアー<M72 WORLD TOUR No Repeat Weekend>の開催も発表しています。2023年4月から、世界22都市を訪れ、各都市で2晩ずつ演奏します。2つ公演はそれぞれ全く異なるセットリストで、2つの異なるバンドが毎晩オープニング・アクトを飾ります。ツアーは2024年まで行われる予定です。

以下は以前に公開された映像

「Lux Æterna」(ルクス・エテルナ)のミュージックビデオ
■『72 Seasons』

01 72 Seasons
02 Shadows Follow
03 Screaming Suicide
04 Sleepwalk My Life Away
05 You Must Burn!
06 Lux Æterna
07 Crown of Barbed Wire
08 Chasing Light
09 If Darkness Had a Son
10 Too Far Gone?
11 Room of Mirrors
12 Inamorata