HOME > ニュース >

エルヴィス・コステロ、日本のラップデュオchelmicoが手掛けた「Magnificent Hurt」の新リミックスのMV公開

2022/11/25 14:35掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Elvis Costello, The Imposters, chelmico - Magnificent Hurt (Remix) (Official Video)
Elvis Costello, The Imposters, chelmico - Magnificent Hurt (Remix) (Official Video)
エルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズ(Elvis Costello and the Imposters)は、日本のラップデュオchelmicoが手掛けた「Magnificent Hurt」の新しいリミックスのミュージックビデオを公開。このコラボレーションのキッカケはアニメ『映像研には手を出すな!』でした



このリミックス・ヴァージョンは、最新アルバム『The Boy Named If』の関連アルバム『The Boy Named If (Alive at Memphis Magnetic) 』に収録。このアルバムはYouTubeほかで聴けます。

最新アルバム『The Boy Named If』と『The Boy Named If (Alive at Memphis Magnetic) 』の2枚組で、『The Boy Named If (Alive at Memphis Magnetic) 』には、スタジオ・ライヴ音源、カヴァー曲、そして、日本のラップデュオchelmicoによる「Magnificent Hurt」のリミックス・ヴァージョンが収録されています。

スタジオ・ライヴ音源は、2021年10月と2022年5月にメンフィス・マグネティック・レコーディング・スタジオで行われたツアー・リハーサル中にライヴ録音されたもので、『The Boy Named If』楽曲とコステロの「Every Day I Write The Book」を収録。

カヴァー曲もメンフィス・マグネティック・レコーディング・スタジオで録音されたもので、ローリング・ストーンズ、ニック・ロウ、バーズ、ポール・マッカートニーのカヴァーを収録しています。

今回のアルバムでメンフィスで録音されていない唯一の曲である「Magnificent Hurt (chelmico remix)」は、日本の女性ラップデュオchelmicoによる「Magnificent Hurt」の新しいリミックスです。

chelmicoは今回のコラボレーションについて、こうコメントしています。

「エルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズとコラボしたなんて信じられない! こんなことが現実に起こるなんて!? Zoomコールで打ち合わせしたとき、エルヴィスが好きなようにやっていいよ言ってくれたので、その通りにやらせてもらいました! 私たちが解釈した“Magnificent Hurt”の世界をお楽しみください。Ryo takahashiのビートは、まさに完璧! エルヴィスがこの曲を喜んでくれて、私たち全員もHAPPYです!」

コステロは、今回のアルバムに関するエッセイの中で、chelmicoとのコラボレーションについて、こう書いています。

「地球の反対側では、chelmicoが“Magnificent Hurt”の完全なリモデルとリフィッティングに取り組んでいた。ここ数年、アルバム『Spanish Model』やフランス語のE.P.『La Face de Pendule a Coucou』で、僕の曲を他の言語で発表してきたけど、この曲は全く違うタイプのものだよ。

最近、旅暮らしの合間に、家庭のジュークボックスやレコードの山、あるいは映画エンターテイメントのコミックの世界を囲む時間が、ひとつの楽しみになっている。

兄弟や母がそれぞれの計画を練っている間、僕と息子のフランクはアニメ『映像研には手を出すな!』を全話見た。このアニメは、3人の若い日本人学生の目を通して、絵コンテから最終カットまで、アニメーションのあらゆる側面を独創的に描いている。各エピソードは、ビートボックスとスライドギターにのせて詩と韻を踏むクールな流れのchelmicoの曲「Easy Breezy」で幕を開ける。

数回電話をかけた後、僕は東京にいるRachelとMamikoとビデオ会議をし、彼女たちが“Magnificent Hurt”の自分たちのヴァージョンを作ることに同意してくれて嬉しかった。僕の唯一の指示は“好きなようにやっていいよ。カットしてもいいし、向きを変えても、消してもいい。好きにやって。うまくいくはず”ということだけだった。

聴いてもらえるとわかるように、この曲は歌詞も音楽も全く別の物語になっており、その歌詞の間に僕の言葉が再調和している。この新しい日本モデルの曲が『The Boy Named If (Alive At Memphis Magnetic)』の物語を締めくくっているんだ」





■『The Boy Named If (Alive at Memphis Magnetic)』

1. Magnificent Hurt (Memphis Magnetic Version)
2. Truth Drug (Memphis Magnetic Version) * 
3. Penelope Halfpenny (Memphis Magnetic Version)
4. So You Want To Be A Rock ‘N’ Roll Star *
5. What If I Can’t Give You Anything But Love (Memphis Magnetic Version)
6. The Boy Named If (Memphis Magnetic Version)
7. Let Me Roll It *
8. Everyday I Write The Book (Memphis Magnetic Version)
9. Out Of Time *
10. Here, There, And Everywhere *
11. Magnificent Hurt (chelmico remix)
*カヴァー曲