永遠のギターヒーロー、Mr. マシンガン・ギターこと
ウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)が死去。ウィルコのSNSアカウントで発表されています。75歳でした。
以下、声明より
「これは私たちが決してしたくなかった発表であり、ウィルコの家族とバンドを代表して、非常に重い心境で発表するものです。
ウィルコ・ジョンソンが亡くなりました。彼は2022年11月21日(月)の夜、自宅で亡くなりました。
この非常に悲しい時に、ウィルコの家族のプライバシーを尊重していただきありがとうございます。また、ウィルコの素晴らしい人生を通して、皆様が多大なサポートをしてくださったことに感謝しております。
RIP Wilko Johns」
ウィルコ・ジョンソンは、70年代初頭からイギリスのパブロック・シーンを牽引し、後のパンク・ロック・ムーブメントの火付け役となったドクター・フィールグッドで有名になり、その後、ソリッド・センダース、イアン・デューリーとの共演、そしてソロと、長いキャリアを通して大きな影響を与えたレジェンド。
ピックを使わない鋭いカッティングとリードを同時に弾く奏法や、マシンガン・ギターと形容されるステージ・パフォーマンス、そして、素晴らしいソングライティングは世界中で数多くのフォロワーを生み、リスペクトされている。
近年では、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の2つのシリーズで、無言の処刑人サー・イリン・ペイン役を演じた。
10年前の2012年、ジョンソンは末期の膵臓がんと診断されたが、化学療法をせず、残りの人生を自らの命が枯れ果てるまでロックンロールを続けると発表。その後、11時間に及ぶ手術で3kgもの腫瘍を摘出し、1年後には癌がないことを宣言していた。
ジョンソンは親日家で、数度に渡って観光や公演で日本を訪れた。