Bob Dylan / The Philosophy of Modern Song
ボブ・ディラン(Bob Dylan)の新しい本『The Philosophy of Modern Song』の出版社は、流通している「直筆サイン入り」版が、ディランの直筆サインではないことを認め、ファンからの返金に応じています。
米サイモン&シュスター社は、『The Philosophy of Modern Song』の900冊にディランの直筆サインを入れたと発表していました。
「直筆サイン入り」版とされた本を受け取った多くのファンが、自分が購入した本のサインと、他の購入者のサインが似ていることに気付きました。同社は当初、オートペン(人間に代わって署名する機械)を使ってサインを書いたことを認めようとしなかったようですが、それが一夜にして変わり、同社はSNSにて公式声明を発表しています。
声明には「『The Philosophy of Modern Song』を購入された方にお詫び申し上げます」「限定版の本にはボブのサインがありますが、これはペンで書かれたレプリカです。私たちは購入者一人一人に即座に返金を行うことで、この問題に対処しています」と書かれています。
一方、若き日のディラン(まだロバート・ジマーマンと名乗っていた)が高校時代のガールフレンドに書いたラブレター42通(計150枚)が先日、オークションに出品されて約67万ドル(約9400万円)で落札されましたが、そのラブレターの中で、ディランは自分の名前を変えて、100万枚のレコードを売りたいと書いています。名前の候補には「エルストン(Elston)」や「リトル・ウィリー(Little Willie)」もあったそうです。