レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)の「Eddie」は
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)に捧げたトリビュート曲です。
ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)はこの曲のギターソロに苦戦し、一時はソロを完全にカットすることも考えたという。この曲のギターソロについてGuitar Playerのインタビューの中で話しています。
「スタジオにいるときやテイクの合間は、いつも両手でタッピングをしたりしている。エンジニアはいつもそれを聴いているよ。休憩時間には本当に派手なものを演奏しているけど、レコーディングではその曲に合っていると思うことをやっているから、ほとんどの場合、派手な演奏はしない。でも、それはそれで楽しいんだよ。
あのソロは、マインド・ファック(※価値観を覆すような衝撃的なような経験)だった。レコーディングした48曲のソロのうち、最後にやったのがこのソロだったんだ。
最後に取っておいたのは、エディ・ヴァン・ヘイレンについての曲を作るということは、基本的に“エディ・ヴァン・ヘイレンについて考えてくれ”と人々に言うことになるから。最後の長いギターソロになると“さあ、見てくれ!”となるけど、その考えは好きじゃなかったんだ」
彼はほとんどすべてをあきらめ、ソロを完全にカットすることも考えたという。幸いにも、彼はそれをやり遂げることができました。フルシアンテはこう説明しています。
「しばらく試行錯誤していたんだけど、何をやってもうまくいかなかった。エディ・ヴァン・ヘイレンの方向に行きすぎていて、忙しすぎて両手で叩きすぎて自分らしくなかったし、あるいは、ただやっているだけで僕らしく聴こえなかった...。
“エディ・ヴァン・ヘイレンのことを歌った曲だから”ということを意識するのをやめて、ただ自然にやったんだ。レコーディングをしていて、15分くらい休憩した。で、戻ってきたら、さっき言ったよう感じで、全部ワンテイクでやったんだよ」
その結果、フルシアンテによれば、彼のヴァン・ヘイレンへの愛と「8歳の頃から彼の演奏に感じていた愛」が反映されたギターソロになったそうです。
インタビューの他の部分で、エディ・ヴァン・ヘイレンについて「彼のスタイルには、速弾きを伴わない部分もあって、それが僕にとって本当にエキサイティングなことなんだ。自然発生的な感じで演奏したり、アンプと同じ部屋で自分のパートを録音したからフィードバックが聞こえたりとか。今でも、そういうのを聴くとゾクゾクするよ」とも話しています。