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ボン・ジョヴィ「Keep The Faith」のジーザス・ジョーンズ・リミックス 経緯とお蔵入りとなった理由をJJメンバー語る

2022/11/17 17:06掲載
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Jesus Jones
Jesus Jones
ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)は1992年、ジーザス・ジョーンズ(Jesus Jones)に「Keep The Faith」のリミックスを依頼しました。オフィシャルにはリリースされませんでしたが、このリミックスをマイク・エドワーズと共に手がけたキーボード奏者のイアン・ベーカーは、英Classic Rock誌のインタビューの中で、このリミックスを振り返っています。

「5,000ドルでやったのを覚えているよ。彼らのマネジメントから電話があって、テープを送ってきたんだ。それからマスターテープと5,000ドルを手に入れた。最終的には、とてもポップなハードコアダンスになったと思うよ。ブレイクビーツが多くて、U2の“Even Better Than The Real Thing”のリミックスのようなものだね」

「何が原因で断られたのか? 曲の構成を変えすぎたんだと思う。例えば“Everybody needs somebody to hate(誰もが憎むべき誰かを必要としている)/Everybody's bitching s'cause they can't get enough(誰もが不平を言う 満たされてないから)”というような、肥大化したロックの決まり文句がいっぱいで、二人とも笑い転げちゃったんだ。(リミックスは)直ぐに完成したよ」

「彼らは俺らが自分たちの曲に手を加えるのを嫌だったんだろうね。リッチー・サンボラの貴重なギターソロを18パートに分割してキーボードで再生したんだ。ヴォーカル・トラックを分解して聴いてみると、おかしなことになっていた。

曲の中に“I am broken like an arrow(心が矢のように折れてしまった)”という一節があるんだけど、僕たちはお互いを“何?”と言いながら見ているだけだった。今でも、この曲を聴くと“I am broken like a marrow(心がマロウ【※ズッキーニによく似たウリ科の野菜】のように壊れてしまった)”という言葉が浮かんでくるんだよ!」

以下はYouTubeにある「Keep The Faith (Jesus Jones Remix)」の音源