ZZ TOP - Got Me Under Pressure - Huntsville Al 2022
ZZトップ(ZZ Top)の最近のライヴに登場した特大の17弦ベースギター。ベーシストのエルウッド・フランシスは以前に、ネットで偶然見つけたものを手に入れて演奏したと説明していましたが、フランシスと人気ユーチューバー/ギタリストのジャレッド・ダインズ(Jared Dines)がソーシャルメディアで交わしたやりとりのおかげで、この楽器のさらなるストーリーが明らかになっています。
この17弦のベースギターについて、フランシスは以前にUltimate Classic Rockにこう話していました。
「夜中にインターネットで検索していたら、このクレイジーな17弦ベースの写真を見つけたんだよ。ビリー(ギボンズ)に写真を送って、それについて笑ったり、実際にそれを使おうとジョークを言ったりしていた。数週間後、僕がそのことを忘れていた頃に、ビリーが(17弦ベースを)持って現れたんだ。バカなことをやるときがきたなと思ったよ」
このベースギターに注目が集まるなか、ダインズが所有する特注の18弦オームズビー・ギターとの類似性を指摘する人もいました。
ダインズはSNSでその類似性に言及し、フランシスの写真をキャプションとともに「これは...ZZトップがどこかのサイトから俺の18弦ギターのパクリ版を使っているなんて。12フレットに“JD”って書いてあるんだぜ(笑)」と投稿しています。
その直後、フランシスはSNSに反応を投稿し、17弦のベースギターが確かに、ダインズの18弦ギターの派生品であることを認めています。
「このベースを一度か二度、遊び以外の何物でもない理由で使ってみようと思ったんだ。とてつもなくばかげた楽器なので、みんなで笑って、そして次に行こう、と考えていたんだよ。でも、実際にこのアイデアを思いついた人物について語らないわけにはいかないほど、この楽器はあまりにも注目されすぎている。ジャレッド・ダインズだ。
僕が弾いているベースは、中国製の粗悪品だ。彼が弾いているベースの中間的なコピーで、彼はきっと怒っているだろうね。彼がデザインしたかどうかは知らないけど、彼は素晴らしいミュージシャンで、僕が1本の弦で弾けるような単純なベースラインを弾いているのを見て、彼はそれを生かすための音楽を作り上げたんだ。彼は17弦を超えており、どんな演奏を見せてくれるのか、ぜひチェックしてみてほしい。彼がユーモアのセンスを持ち合わせていることを願うばかりだ」
この呼びかけに感謝したダインズは、フランシスの投稿に対して次のようにコメントし、2人の仲が悪いという噂を一掃しています。
「全然怒ってないよ!あなたが演奏している写真は最初フォトショップで加工されたものだと思ったんだ。本物であることが素晴らしい。ギターは常に改造され、リメイクされているものだからね。楽しんでくれてよかったよ」
フランシスもそれに応えています。
「こんなの弾くなんて信じられないよ! 冗談かと思ったけど、君のことを知り、いくつかのビデオを見た。ブラボー、最高だよ! あのブートレグの粗悪品をプレイしなければならないなんて、冗談にもほどがあるぜ」
フランシスは自身のInstagramへの投稿のコメント欄で、この17弦のベースギターには、3セットの通常のベース弦と1セットの5弦があり、そのうち彼が使うのは2本のEsとAの3弦だけだと説明しています。