トッド・ラングレン(Todd Rundgren) の最新アルバム『Space Force』には
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai) とのコラボレーション曲「Eco Warrior Goddess」も収録されています。ヴァイにとってラングレンは15歳の頃からの憧れの存在でした。ヴァイは自身のSNSアカウントに、今回のコラボレーションの経緯とラングレンへの感謝を投稿しています。
「“誰とコラボレーションしたいですか?”とよく聞かれる。曲を作る上でのコラボレーションは、誰かとジャムるとはちょっと違っていて、不思議なことに、僕がコラボレーションしてみたいと思っている素晴らしいアーティストの多くとは、すでにコラボレーションしているんだ。
でもね、僕には15歳の頃から深く敬愛し、生涯をかけて追い続けているアーティストがいて、唯一無二の優れた才能で僕にインスピレーションを与え続けてくれているこのアーティストと、心の奥底では、いつか一緒に何か仕事をしたいといつも思っていた。そのアーティストこそ、伝説のトッド・ラングレンなんだよ。
数年前、まるでファンタジーの本から飛び出してきたかのように、僕は巨匠本人からメールを受け取った。トッドから、彼の新しいアルバムの楽曲でコラボレーションしないかと誘われたんだ、やったね!!!
僕はすぐに彼に20個送り、その中から選んでもらった。彼が選んだ曲は、僕が(2005年アルバム)『Real Illusions』のために書いてレコーディングした曲だったんだけど、将来的にヴォーカル・トラックとして使用するために、最後の最後に残すことにしたものだった。曲名は“The Death of Darkness”。トッドはそれを気に入ってくれて、ファイルを送ったら、彼と彼のバンドがその上に輝きを振りまいてくれたんだ。
彼がトラックを送り返し、それに乗せられた何層ものヴォーカルを聴いたとき、僕は本当に驚いた。その曲は、僕らしく、かつ、彼らしく聴こえた。トッドのバンド、ユートピアのアルバム『Ra(邦題:太陽神)』のような、瑞々しく激しい美しさに、僕は懐かしさを覚えた。
彼はこの曲を“Eco Worrier Goddess”と名付けた。彼の声でこの曲を聴けるなんて、文字通り夢のようだ。この曲が出来上がった時の感動は今でも忘れられないよ。ありがとう、トッド」
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