“ブラック・サバスが俺らの楽曲を盗んでメタル・ヴァージョンにしてリリースしたと主張しているバンド”という設定の
ジャズ・サバス(Jazz Sabbath)がドイツのジャズ・フェスティバル<Leverkusener Jazztage>に出演。フルライヴ映像約70分が公開されています。
ジャズ・サバスは、
ブラック・サバス(Black Sabbath)楽曲をジャズ・アレンジでカヴァーするバンドで、中心人物はミルトン・キーンズと名乗っていますが、その正体はブラック・サバスやオジー・オズボーン・バンドでキーボードやギターを演奏したアダム・ウェイクマン。リック・ウェイクマンの息子です。ほか、スタンドアップベースのジャック・ティフォノ(ジェリー・ミーハン)、ドラムのフアン・タケ(アッシュ・ソーン)のトリオで構成されています。
以下は2ndアルバム・リリース時の設定より。
「ジャズ・サバスの50年間にわたる不運は、長い間失われていたデビュー・アルバムがついにリリースされた2020年に終わった:バーミンガム出身のメタルバンドが有名にした曲が、実はこのジャズ・トリオによって書かれたものであることが証明されたのだ。
52年ぶりに再結成されたジャズ・サバスはスタジオに入り、2ndアルバムを完成させた。このアルバムは1969年にもレコーディングされていたが、セッション・プレイヤーとの法的紛争のために放棄され、日の目を見ることはなかった...現在まで。
バーミンガム・バンドの存在が明らかになったことで、ミルトン・キーンズとその仲間たちは、52年間の経験と活力、そして怒りをもって、これらの曲をオリジナルの形で発表することができるようになったのである。
静かな“Symptom Of The Universe”、8分のフル・ヴァージョンの“Paranoid”(誰もが知っているメタルの後付けヴァージョンではない)、そしてもちろん、他のバンドがあからさまに自分たちの名前を付けた曲“Black Sabbath”もある。
2020年以来、多くのニュースソースは、ミルトン・キーンズは実際には長年のオジー・オズボーンとブラック・サバスのキーボード・プレーヤー、アダム・ウェイクマンの分身であると述べてきた。アダムはインタビューで、このキャラクターは自分が作ったものだと公言している。
このような主張を受けて、ミルトン・キーンズはこう答えた。“盗作、なりすまし...これらのことは1970年以来、俺の人生にはつきもののようなので、最近はあまり気にしないようにしている”」