The Velvet Underground / The Velvet Underground & Nico
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)が1967年にリリースしたデビュー・アルバム『The Velvet Underground & Nico』の貴重なオリジナル・マスターテープを発掘したとアンディ・ウォーホル・ミュージアムが発表しています。
最近、同ミュージアムで
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のアーカイブを処理しているときに発見されたと説明しています。
モノフォニックなオープンリール・テープには、バンドが最初に録音したオリジナルの9曲が収録されており、後に1967年にリリースされた曲の別ヴァージョン&ミックスを収録しています。
この9曲は、1966年4月にニューヨークのボロボロのセプター・スタジオで、当時バンドの恩人であったアンディ・ウォーホルの指揮の下で録音されたものです。
このオリジナル・マスターテープは『The Velvet Underground & Nico』の制作後にウォーホルに渡され、それ以来、聴くことができなかったものです。
今回発掘されたオリジナル・マスターテープは、同ミュージアムのチームによってデジタル化されました。デジタル化されたこの発掘音源は、2023年に同ミュージアムで開催される予定の新しい展覧会で初公開される予定です。
このオリジナル・マスターの発掘について、ウォーホル・アーカイブスのマネージャーであるマット・グレイは「これにより、バンドが当初意図したとおりにアルバムを聴くことができるのです。トラックリストだけでも、このアルバムを語り継ぐことができます。音質も素晴らしく、新しい視点を与えてくれます」とコメントしています。