ラッシュ　ニール・パートの2体のブロンズ像　デザイン公開　パートに所縁のある公園に設置

ラッシュ（Rush）のドラマー、ニール・パート（Neil Peart）の2体のブロンズ像が、パートに所縁のある、カナダのオンタリオ州セント・キャサリンズにあるレイクサイド・パークに設置される予定。そのデザインが公開されています。

パートはセント・キャサリンズで育ち、少年時代の夏をレイクサイド・パークで過ごし、10代前半には当時そこにあった遊園地で働いていたこともありました。レイクサイド・パークは、ラッシュの1975年アルバム『Caress Of Steel』に収録された楽曲「レイクサイド・パーク（Lakeside Park）」にインスピレーションを与えています。

セント・キャサリンズ市は2020年6月、レイクサイド・パークにあるパビリオンの名前を「ニール・パート・パビリオン」と命名することを決めています。同市では、ドラマーを称えるため、「ニール・パート・パビリオン」に設置するアート作品をカナダのアーティストやクリエイティブ・チームから提案を募っていました。

今回、同市はニューファンドランド・ブロンズ・ファウンドリーのアーティスト、モーガン・マクドナルドを起用することを決めました。マクドナルドは長年のラッシュ・ファンで、2020年に1000時間以上かけてデザインしたパート像を公開していました。その熱意もあって今回選ばれています。

2体のブロンズ像はそれぞれ、高さ12フィートの彫刻は1970年代の若き日のパートが本とドラムスティックを手にしている姿を、もう一つの彫刻は晩年のパートが訪問者にドラムスティックを差し出している姿を、表現しています。

パートと長年の関係を持つSabian Cymbalsは、パートの古いシンバルや傷んだシンバルを提供し、それを溶かしてモニュメントに組み込む予定です。

今回の記念碑プロジェクトは、100万ドルの資金調達目標を達成することを条件としています。記念碑のための寄付は以下で受け付けています。

■記念碑プロジェクト　寄付ページ
https://cityofstcatharines.akaraisin.com/ui/neilpeartmemorial