ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)の
スラッシュ(Slash)もギターを習い始めたばかりの頃は「初歩的なギターのレッスンは本当に退屈でつまらないものだった」という。しかし、スラッシュは先生に恵まれていました。レッスンの中で先生がどのようにモチベーションを高めてくれたかを、Loudwire Nightsのインタビューの中で話しています。
スラッシュは当初、ベースを弾きたいと思っていましたが、ロバート・ウォリンという近所に住むギター教師がクリームの楽曲をギターで弾いてくれたことで、自分がやりたいのはギターなのだと気づいたそうです。初めて手にしたギターは1本の弦しか張っていなかったそうですが、それでもギターを極めようと決心したそうです。スラッシュはそれから、ウォリンのレッスンを受けはじめます。
「その後、また行って(ウォリンに)他の5本の弦の張り方を教わった。それから彼は、いわゆるギターの初歩的なレッスンを始めて、本や楽譜を使って、いろいろなことを教えてくれたんだけど、それは本当に退屈でつまらないものだった。
彼は俺がそう思っていることに気づいてくれた。彼はこう言った。“君が本当に好きな曲を教えてよ。僕はそれを覚えるから、毎回レッスンの最後に教えてあげるね。そうすれば、モチベーションが保てるよね”と。それで俺は“わかった”と言った。そのあと、実際にそれやった。俺は曲を持って行き、彼が曲を聴いて、それをギターで弾いて、マスターしていくのを見ていた。それを見て“くそっ、俺にもできる”と思ったよ。その後、レッスンをやめて演奏するようになったんだ。基本的にはそうやって学んだんだよ」
レッスンを受けたのは短期間でしたが、スラッシュがウォリンのレッスンに価値を見出していなかったわけではありません。彼は、楽譜の読み方など、短い時間の中で先生から多くのことを学んだと話しています。また後日、スラッシュがガンズ・アンド・ローゼズで成功したことを先生が知っていたを知り、とても嬉しかったと回想しています。
「彼には多くの感謝を伝えなければならない。『Appetite』が発売された後、ツアー中に彼に連絡を取ったんだよ。彼は俺が成功したことについて知っていた。とてもクールだったよ」