バイデン大統領　「高額なコンサート・チケットの“隠れた手数料”を取り締まり、そのお金を皆さんのポケットに戻すよう指示した」

米国では最近、高額なコンサート・チケットの「隠れた手数料」が問題視されています。不満を持つ音楽ファンに強力な味方が登場しました。ジョー・バイデン大統領は「政府に、これらの手数料を取り締まり、そのお金を皆さんのポケットに戻すよう指示した」とツイートしています。

バイデン大統領は10月26日の演説で、競争評議会に「アメリカの家庭からお金を奪っている“ジャンク手数料”と呼ばれる不当な隠れた手数料について取り締まるよう指示した」と発表しました。

大統領が挙げた「ジャンク手数料」の例としては、銀行の当座貸越手数料、クレジットカードの遅延損害金、ホテルのリゾート料金、コンサートチケットの決済手数料などがあります。大統領はこのような手数料を「不公平」だとし、「企業が請求書に忍ばせている不意打ちの料金」と表現しています。

バイデン大統領は日本時間11月4日のツイートで、こうした手数料を取り締まるという約束をさらに強調しています。

「コンサート・チケットの手数料のような、隠れた手数料が苦痛であることは理解しています。それらは不当であり、人を欺くような行為であり、しかも、どんどん積み重なるものです。だからこそ、先週、私は政府に対して、こうした手数料を取り締まり、そのお金を皆さんのポケットに戻すよう指示したのです」

ライヴ業界の回復に伴い、コンサートやフェスティバルにファンが再び集まってきましたが、コンサートチケットの価格は全体として高額で、新型コロナウイルスのパンデミック前の平均値から20％近く上昇しています。

I know hidden junk fees – like processing fees on concert tickets – are a pain.

They’re unfair, deceptive, and add up.

That’s why, last week, I called on my Administration to crack down on these fees and put that money back in your pocket.

— President Biden (@POTUS) November 3, 2022