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ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス 69年LAフォーラムの未発表ライヴ盤記念 同公演のサポートアクト シカゴがこの公演について語る映像公開

2022/10/27 17:26掲載
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The Jimi Hendrix Experience / Los Angeles Forum - April 26, 1969
The Jimi Hendrix Experience / Los Angeles Forum - April 26, 1969
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)の未発表ライヴ・アルバム『Los Angeles Forum - April 26, 1969』の発売決定にあわせ、このアルバムに収められている公演のメインサポートアクトを務めたシカゴ(Chicago)のメンバー3人が、この公演がいかに彼らのキャリアのターニングポイントとなったかを語っている新しいショートフィルム『How Jimi Hendrix Discovered The Band Chicago』が公開されています。

このアルバムには、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1969年4月26日にLAフォーラムで行ったコンサートの模様を収録しています。

この夜にメインサポートアクトを務めたのはシカゴ・トランジット・オーソリティ(後のシカゴ)でした。

この新しいショートフィルムでは、トロンボーン奏者のジェイムズ・パンコウ、トランペット奏者のリー・ロックネイン、キーボード奏者/ヴォーカルのロバート・ラムのオリジナルメンバー3人が、ミュージシャンとしてのジミ・ヘンドリックスと、人間としての彼の優雅さに畏敬の念を抱いていたことを回想し、このような大きなステージで彼のためにオープニングを務めるということが、いかに彼らのキャリアのターニングポイントとなったかを語っています。

パンコウは、ウィスキー・ア・ゴー・ゴーでジミ・ヘンドリックスに会ったときのことをこう語っています。「彼は僕たちを見て、“君たちのホーンセクションは一組の肺のように聞こえるし、ギターも俺よりうまい。ツアーに出たいか?” もちろん!  僕たちの口はぽかんと開いたままになっていた」。シカゴ・トランジット・オーソリティは、このコンサートの2日後にセルフタイトルのデビュー作をリリースしました。

シカゴのラムは「彼ら(ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)の音楽への取り組み方は、とてもジャズ的だった。ジミの曲、歌い方、ソロの性質、各セクションがお互いに溶け合うようなやり方......こんなものは見たことがなかったし、そこにいられたことに感謝している」と言っています。

パンコウは、ライブを目撃したことについてこう語っています。

「ジミと彼のトリオが持っていたような獰猛さと大胆さは誰も持っていなかった......。観客が音楽性を理解していたかどうかはわからないが、彼らのパワーは感じていただろうね。圧倒的だった。それは否定できない。もしあなたがそこにいたなら圧倒されただろう。僕たちがそこに招待された? その一部になるために? 望みがかなえられた......それは、僕たちがこれまでに受けた中で最もクールで重要な招待状でした」。



アルバムは海外で11月18日発売。リリース元はExperience Hendrix LLC/Legacy Recordings。

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1969年4月26日にLAフォーラムで行ったコンサートの模様を収録。オリジナル・ラインナップ(ジミ・ヘンドリックス、ドラマーのミッチ・ミッチェル、ベーシストのノエル・レディング)によるこのパフォーマンスは、これまで完全な形でリリースされたことがありませんでした。今回、オリジナル8トラック・マスターテープから直接ミックスされたフルライヴを収めています。ヘンドリックスの長年のエンジニアであったエディ・クレイマー(Eddie Kramer)が新たにミキシングしたこの貴重な録音は、オリジナル・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの比類なき絶頂期を捉えたものです。「I Don't Live Today」、「Purple Haze」、「Red House」、そして「Voodoo Child (Slight Return)」とクリーム(Cream)の「Sunshine Of Your Love」のメドレーを含む全9曲を収録しています。

このパフォーマンスの一部は、短命に終わったWestwood Onenのラジオ・ドキュメンタリー・ボックスセット『Lifelines 1990-1992』に収録されていましたが、この20年間、いかなる形でも入手不可能でした。アナログレコードで入手できるのは今回が初めてです。

CD版は24ページのブックレット付き。2枚組LPは見開きパッケージで12ページの12インチ・ブックレット付き。いずれもこの公演を直接目撃したZZトップ(ZZ Top)ビリー・ギボンズ(Billy Gibbons / Billy F Gibbons)によるライナーノーツも含まれています。

ギボンズはライナーノーツにこう書いています。「演奏が終わった後、ジミがやってきて“俺たち、どうだった?”と言った。このような特異なパフォーマンスに比較の基準はないので、どう答えるべきか? 俺はただ“びっくりした、感動した”とだけ言った。今でもそうだよ」

以下は以前に公開された音源・映像

トレーラー映像


「Purple Haze」


「I Don't Live Today」


■『Los Angeles Forum - April 26, 1969』

1. Introduction
2. Tax Free
3. Foxey Lady
4. Red House
5. Spanish Castle Magic
6. Star Spangled Banner
7. Purple Haze
8. I Don’t Live Today
9. MEDLEY Voodoo Child (Slight Return) / Sunshine Of Your Love / Voodoo Child (Slight Return)