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CCR 70年ロイヤル・アルバート・ホール公演から「Bad Moon Rising」のライヴ映像公開

2022/10/26 16:51掲載
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Creedence Clearwater Revival / Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall
Creedence Clearwater Revival / Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall
CCRことクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(Creedence Clearwater Revival)が1970年に英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行った伝説的なコンサート。この公演から「Bad Moon Rising」のライヴ映像がバンドのYouTubeチャンネルで公開されています。



この公演の模様を収めたオフィシャル・ライヴ・アルバムは『Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』はYouTubeほかで聴けます。







この公演のドキュメンタリー・コンサート映画『Travelin' Band: Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』は海外で公開済。

監督は、ジミ・ヘンドリックスやビートルズのドキュメンタリー(『The Beatles Anthology』、『Jimi Hendrix Band of Gypsies』)でグラミー賞受賞経験を持つ、ボブ・スミートン。ナレーションはアカデミー賞受賞俳優ジェフ・ブリッジスがを担当しています。製作はCraft Recordings、Concord Originals、Marathan Films。

豊富な未公開映像を含むこの映画は、カリフォルニア州エルセリートでのバンドの初期時代から、名声を得るまでの急成長の過程を描いており、ロンドンの金庫に50年間保管されて最近発掘されたオリジナルCCRラインナップの唯一のコンサート映像が完全公開されています。

1970年4月、クリーデンスは初のヨーロッパ・ツアーを開始し、英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで英国デビューを果たしました。ビートルズの解散からわずか数日後、このコンサートは彼らのキャリアを決定づけたライヴのひとつとなりました。このコンサートは撮影されていましたが、これまで完全な形で公開されることはありませんでした。

今回、このプロジェクトでは、何年にもわたる調査が行われ、ロンドンの金庫に保管されていたオリジナルのコンサート映像を50年ぶりに発見、完全に復元されました。この映画には、伝説的なパフォーマンスの未発表の16mmフィルム、Fantasy Recordsの保管庫から発掘された、バンドの日常の自然な姿を撮った映像やインタビュー、さらにクリーデンスのライヴの最初期の映像と思われるものなどが含まれています。

監督のボブ・スミートンは次のように語っています。

「60年代後半から70年代前半に英国で育った子供にとって、クリーデンスはヒット・シングルを通してしか知らないバンドだった。だから、この映画を作ることは私にとって教育であり、なぜ彼らが史上最高のバンドのひとつにふさわしいのかを見聞きすることができた。彼らが良いバンドであることは知っていたが、こんなに良いとは知りませんでした」

プロデューサーのひとり、シグ・シグワースは「長い間失われていた映像で、彼らのキャリアの最高潮におけるクリーデンスの力を解き明かすこと自体が素晴らしいことなのです。ジェフ・ブリッジスのナレーションで、ポップカルチャーがより大きなものになります」とコメントしています。

ジェフ・ブリッジスはこう言っています。「なんて素晴らしいバンドなんだ! 彼らの音楽を聴くのも、(ジョン)フォガティの曲を演奏するのも大好きなんだ。彼らは僕のお気に入りだ。クリーデンス、最高だ」

1970年に英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行った伝説的なコンサートは、50年以上を経てオフィシャル・ライヴ・アルバム『Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』が発売されています。

1980年に『The Royal Albert Hall Concert』というアルバムがリリースされましたが、その録音は1970年1月にカリフォルニアのオークランド・コロシアムで行われたコンサートであることが判明、その後そのアルバムは『The Concert』と改名されています。

そして今回、ようやく実際にロイヤル・アルバート・ホールの録音が初めてリリースされます。今回のアルバム『Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』には、CCRのキャリアの頂点に立つこの公演の模様を完全収録。

約50年間保管されていたオリジナルのマルチ・トラック・テープを丹念に復元し、グラミー賞受賞者であるプロデューサーのジャイルズ・マーティンと、エンジニアのサム・オーケルがミックスを担当しています。

海外でのみ発売される180グラム重量盤アナログレコードは、著名なエンジニアであるマイルズ・ショーウェルが、アビイ・ロード・スタジオでハーフスピード技術を使ってマスタリングを行っています。

またCraftRecordings.com限定で発売されるスーパー・デラックス・エディション・ボックス・セットは11月18日発売。このライヴ・アルバムのCDと180グラム重量盤アナログレコード、映画『Travelin' Band』からの音楽(バンドの初期メンバーの初期録音を含む)を収めた2枚目のCD、映画『Travelin' Band』完全版やハイレゾ音源などを収めたBlu-ray、1970年のオリジナル・ツアー・プログラム、17インチ×24インチのポスター、16ページのブックレットが含まれています。世界限定5,000セット(シリアルナンバー入り)で、エンボス加工の金箔を施した12インチ×12インチのボックスに収録されています。

日本盤は96kHz/24bitマスターを88.2kHz/24bitに変換したMQA-CD×UHQCD仕様での発売です。

以下は以前に公開された映像

映画のトレーラー映像


「Proud Mary」のライヴ映像


「Fortunate Son」のライヴ映像


ボックスセットのボックス開封映像


■オフィシャル・商品ページ
https://craftrecordings.com/pages/creedence-clearwater-revival-at-the-royal-albert-hall
■『Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall』

1. Born on the Bayou / ボーン・オン・ザ・バイヨー
2. Green River / グリーン・リヴァー
3. Tombstone Shadow / 墓石の影
4. Travelin’ Band / トラヴェリン・バンド
5. Fortunate Son / フォーチュネイト・サン
6. Commotion / コモーション
7. Midnight Special / ミッドナイト・スペシャル
8. Bad Moon Rising / バッド・ムーン・ライジング
9. Proud Mary / プラウド・メアリー
10. The Night Time Is the Right Time / ザ・ナイト・タイム・イズ・ザ・ライト・タイム
11. Good Golly Miss Molly / グッド・ゴリー・ミス・モリー
12. Keep on Chooglin’ / キープ・オン・チューグリン

※1970年4月14日、ロンドン。ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音